2019年11月15日

「普通の中学」より「受験して入る中学」を勧める理由@

今年度はPTAの役員を務めることになり、生徒・児童の親御さん達と接する機会も増えたわけで、今まで以上に受験に対する「生の声」を聞くことができるようになりました。

以前よりは認知されるようになってきた中学受験ですが、ほとんどの児童や親御さんにとっては「別世界の話」のようです。
「聞いたことはあるけど、うちには関係ない」という感覚の方が多い気がします。

普通に地元の中学に進学して、普通に手の届く高校に入って、場合によっては大学に進学して・・・

というかんじですね。

まあそれで特に問題はない場合も多いですが、自分の子供には「普通の中学」「普通の高校」に行って欲しくありません。
「受験して入る中学」に行って欲しいと思っています。

日々たくさんの学生と接していると、「普通の中学」には「やる気が無い」か「能力が無い」のどちらかまたは両方の先生が、かなり多いことがわかります。「普通の高校」でもその割合はほとんど変わりません。

やる気が無い先生は、毎年同じ授業を工夫もせずダラダラやります。正直つまらないです。
先生がやる気がなければ、それは当然生徒にも伝わります。
生徒もやる気がなくなり、みんなその科目はわからなくなります。
みんながわからないから、生徒達本人は「みんなこんなものだから大丈夫」と勘違いをします。
受験間際になってはじめて、やばいことを実感して焦るものの、タイムアップ!
というケースは珍しくもなんともありません。

能力が無い先生は、平気で間違ったことを教えます。
能力が無いので、間違っていることに気づいていないようです。
能力が無いのにやる気だけあるとさらに大変です。
その間違ったことを熱心に生徒に教えるものだから、生徒は間違ったことを正しいと勘違いして覚えてしまいます。
先生よりも賢い生徒が間違いを指摘しても大変です。
プライドを傷つけられた能力不足の先生は、教師としての立場を振りかざして自分を正当化することがあります。(「道徳的優位」という根拠のない論理を振りかざす某国とそっくりですね)
生徒の正しい理屈に対して、先生がへりくつをこねて「ぼくのかんがえたすごいりろん」を暗記させようとします。
生徒が大人の対応をすれば、その場は丸く収まるとしても、当然、資格試験や入試では「ぼくのかんがえたすごいりろん」は役立ちません。

そういう先生は、「良い成果は自分のおかげ」「悪い結果は生徒の責任」と考える傾向があるように見えます。
「自分は偉い」「私は教育者だからわかるんですけど…」「先生には敬意を払え」などと恥ずかしげも無く自ら発信し、自分は無条件で正しいかのように振る舞います。(「加害者は被害者が満足するまで謝罪と賠償をし続けなければならない」と言っている某国の特権階級(?)「被害者様」のようですね)
物事の因果関係を理解できないか理解するつもりがないように見えます。

良い先生と接すれば良い影響があるし、そうでない先生に教わったらマイナスの影響があるでしょう。
いわゆる「普通の中学」よりも「受験して入る中学」の方が、良い先生が多いのは確実です。
だからこそ、自分の子供と自分が教える生徒には「受験して入る中学」に行って欲しいと思っています。

今年の受験シーズンもいよいよ本番です。
皆さんがんばっていきましょう!


つづく→「普通の中学」より「受験して入る中学」を勧める理由A
posted by えま at 21:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高校化学「芳香族」「有機物」「分離」K

高校化学「芳香族」「有機物」「分離」K

安息香酸、アニリン、フェノール、ニトロベンゼンの混合物を含むエーテル溶液から、それぞれの化合物を分離したい。
まず最初にこの混合溶液にNaOH水溶液を加えると、安息香酸とフェノールそれぞれの塩が水層に移動し、エーテル層にアニリンとニトロベンゼンが残る。
この後、エーテル層にさらにHCl水溶液を加えると、アニリン塩酸塩が生じ水層に移動する。このアニリン塩酸塩からアニリンを得るためには何をすれば良いか、化学反応式とともに答えよ。



アニリン塩酸塩を「弱塩基の塩」と考えれば・・・


解答解説はこのページ下


センター過去問




アニリンは弱塩基の性質を持っているので、アニリン塩酸塩の水溶液に強塩基を加えれば、

「弱塩基の塩+強塩基→強塩基の塩+弱塩基」

のパターンになり、アニリンが遊離します。
強塩基としてNaOH水溶液を加えるのがノーマルです。

C6H5NH3Cl+NaOH→C6H5NH2+NaCl+H2O


残ったエーテル溶液にはニトロベンゼンが反応せず残っているので、エーテルを蒸発させてニトロベンゼンを得ることができます。


この問題の最初に戻る


関連項目
アニリン、サリチル酸、フェノール、ニトロベンゼンの場合
金属イオンの系統分離


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書き換え英作文問題「完了形」「受動態」

書き換え英作文問題「完了形」「受動態」


They use cars.

1. 現在完了形に

─────────────────────────────────────── 
2. 1番を否定文に(neverを使って)

─────────────────────────────────────── 
3. 1番を疑問文に(everを使って)

─────────────────────────────────────── 
4. 受動態の文に

─────────────────────────────────────── 
5. 4番を疑問文に

─────────────────────────────────────── 


解答解説はこちら


今回の問題は、次の書籍のP.63にも掲載されています。
詳しい解答解説をご覧になりたい方は、電子書籍をご利用ください。



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ラベル:英語
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本日配信のメルマガ。2012年センター数学2B第2問

本日配信のメルマガでは、2012年大学入試センター試験数学2B第2問を解説します。


【高校数学】読むだけでわかる!センター数学の考え方
 http://www.mag2.com/m/0001641004.html


リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。


■ 問題

2018年大学入試センター試験数学2Bより

第2問

 座標平面上で曲線y=x^3をCとし、放物線y=x^2+px+qをDとする。

(1) 曲線C上の点P(a,a^3)におけるCの接線の方程式は

  y=3a^[ア]・x−[イ]a^[ウ]

である。放物線Dは点Pを通り、DのPにおける接線と、CのPにおける接線
が一致するとする。このとき、pとqをaを用いて表すと

  {p=3a^[エ]−[オ]a
  {q=[カキ]a^3+a^[ク]   ・・・{1}

となる。


以下、p,qは{1}を満たすとする。


(2) 放物線Dがy軸上の与えられた点Q(0,b)を通るとき

  b=[ケコ]a^3+a^[サ]  ・・・{2}

が成り立つ。与えられたbに対して、{2}を満たすaの値の個数を調べよう。
 そのために、関数

  f(x)=[ケコ]x^3+x^[サ]

の増減を調べる。関数f(x)は、x=[シ]で極小値[ス]をとり、x=[セ]/[ソ]
で極大値[タ]/[チツ]をとる。

 関数y=f(x)のグラフをかくことにより、[ス]<b<[タ]/[チツ]のとき、
{2}を満たすaの値の個数は[テ]であることがわかる。


(3) 放物線Dの頂点がx軸上にあるのは、a=[ト],[ナ]/[ニ]の二つの場合
である。a=[ト]のときの放物線をD1,a=[ナ]/[ニ]のときの放物線をD2
とする。D1,D2とx軸で囲まれた図形の面積は2^[ヌ]/3^[ネノ]である。


※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。

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■ 解説目次

 ◆1 導関数は傾きを表す
 ◆2 極値では導関数の値が0
 ◆3 積分は微分の逆で、面積
 ◆4 接線なので微分
 ◆5 一致するなら係数が同じ

(以下略)

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■ 解説

◆1〜3は省略します。


 ◆4 接線なので微分

今回はまず接線について問われています。
ということは・・・微分ですね!

曲線Cの接線について調べたいなら、曲線Cを微分します。

y=x^3
y'=3x^2

曲線C上の点P(a,a^3)なので、今作ったy'の式にx=aを代入すると、
点Pにおける接線の傾きがわかります。

y'=3a^2

これが傾きを表す式です。
3次関数などの曲線の関数では、グラフ上の場所によって、接線の傾きが変化
します。その変化の仕方を表したのがy'の式なのです。

直線の式は★y−y1=m(x−x1)なので、これにPの座標とy'=m=3a^2
を代入すると、

y−a^3=3a^2・(x−a)
   y=3a^2・x−3a^2・a+a^3
   y=3a^2・x−2a^3

aは定数と考えるので、これはxとyについての1次関数です。
つまり、これが求める「CのPにおける接線」の式ですね!

よって、[ア]=2,[イ]=2,[ウ]=3


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 ◆5 一致するなら係数が同じ

そして、次は「放物線Dは点Pを通り、DのPにおける接線と、CのPにおける
接線が一致する」とあります。

CのPにおける接線は、今◆4で求めたので、DのPにおける接線を表して、
比較すればOKというわけですね!
やってみましょう!

微分すると、接線の傾きがわかります。


(以下略)


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ラベル:数学
posted by えま at 11:18| Comment(0) | メルマガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高校化学「芳香族」「有機物」「分離」J

高校化学「芳香族」「有機物」「分離」J

安息香酸、アニリン、フェノール、ニトロベンゼンの混合物を含むエーテル溶液から、それぞれの化合物を分離したい。
まず最初にこの混合溶液にNaOH水溶液を加えると、安息香酸とフェノールそれぞれの塩が水層に移動し、エーテル層にアニリンとニトロベンゼンが残る。
この後、エーテル層にさらにHCl水溶液を加えると、何が生じるか、化学反応式とともに答えよ。



アニリンは塩基性、ニトロベンゼンは中性です。


解答解説はこのページ下


センター過去問





HCl水溶液は酸性なので、塩基性の化合物と反応して塩を作ります。
アニリンは塩基性の性質をもつので、HClと反応します。

C6H5NH2+HCl→C6H5NH3Cl


アニリンと塩酸で、アニリン塩酸塩ができる。という反応ですね。
塩は水に溶けやすいので、アニリン塩酸塩は水層に移動します。


次の問題→このアニリン塩酸塩からアニリンを得るためには?


関連項目
アニリン、サリチル酸、フェノール、ニトロベンゼンの場合
金属イオンの系統分離


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高校化学「芳香族」「有機物」「分離」I

高校化学「芳香族」「有機物」「分離」I

安息香酸、アニリン、フェノール、ニトロベンゼンの混合物を含むエーテル溶液から、それぞれの化合物を分離したい。
まず最初にこの混合溶液にNaOH水溶液を加えると、安息香酸とフェノールそれぞれの塩が水層に移動し、エーテル層にアニリンとニトロベンゼンが残る。
水層に移動した塩を含む水溶液を分離し、その水溶液にCO2を吹き込むとまずフェノールが分離できる。残った水層に含まれる安息香酸ナトリウムから安息香酸を得るためには、この水層に何を加えればよいか、化学反応式とともに答えよ。



ここでも「弱酸の塩+強酸→強酸の塩+弱酸」という反応のパターンを用いて考えます。


解答解説はこのページ下


センター過去問





ここまでの操作で、まずフェノールと安息香酸の塩を分離して、そこからフェノールの塩を分離しました
残っているのは安息香酸ナトリウムです。

安息香酸ナトリウムから安息香酸を得るには、フェノールの遊離でも使った、「弱酸の塩+強酸→強酸の塩+弱酸」の反応を考えます。
安息香酸より強い酸を加えればこの反応が起こる。というわけですね。例えば塩酸を加えればOKです。

塩酸を加えれば、塩酸を強酸、C6H5COONaを弱酸の塩として「弱酸の塩+強酸→強酸の塩+弱酸」の反応が起こります。

C6H5COONa+HCl→C6H5COOH+NaCl


この後、エーテル層にさらにHCl水溶液を加える


関連項目
アニリン、サリチル酸、フェノール、ニトロベンゼンの場合
金属イオンの系統分離


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