基本的な平方根の割り算では、√の中や外がそれぞれ割り切れる場合を見てみましたが、もちろん、割り切れない場合もあります。そんなときは、分数にして「分母の有理化」をします。
√2÷√10は、割り切れないのでまずは分数にします。
√2÷√10=√2/√10
約分して、
=√1/√5
分母が√のときは、分母から√が消えるようにします。これを「分母の有理化」と言います。
平方根は「2乗したら中身の数になる数」であるので、
√5×√5=5
ですね。
分母をこの形にしてしまえば良いのです。
ただし、分母だけを変えると、分数の値が変化してしまうので、ちゃんとイコールの前後が等しくなるように、分子にも√5を掛けます。
=(√1×√5)/(√5×√5)
=√5/5
ということで、計算終了です!
↓基本的な計算練習にお勧めの問題集です↓
平方根はもちろん、展開・因数分解、2次方程式などの練習ができます。
他の例も一つ挙げておきます。
2√6/5√12
=2/5√2 ←√6で約分した
=(2×√2)/(5√2×√2) ←分子と分母に√2を掛けた
=2√2/(5×2) ←√2×√2=2
=2√2/10
=√2/5 ←2で約分した
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★関連動画
平方根の意味と基本的なかけ算・割り算
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分母の有理化
平方根のかけ算・割り算計算問題
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ラベル:数学