2020年06月18日

高校化学「モル濃度」12[mol/L]の塩酸を水で薄める

高校化学「モル濃度」12[mol/L]の塩酸を水で薄める

■ 問題

12[mol/L]の塩酸を水で薄めて、2.0[mol/L]の塩酸を150[mL]つくりたい。12[mol/L]の塩酸は何mL必要か求めよ。


モル濃度に関する基本的な問題です。
「モル濃度は1Lに含まれる溶質の物質量」であること、単位の/は÷の意味であることなどを用いて、求めていきましょう!


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■ 解答解説

モル濃度12[mol/L]は、1Lあたり12molの溶質が含まれることを意味します。
これを薄めて、2.0[mol/L]の塩酸150[mL]を作る。という問題です。

まずは、「薄めた塩酸にはHClがどれだけ含まれているか」を考えるとよいと思います。

薄めた方の塩酸は2mol/Lで、150mL=0.15Lだから、含まれる溶質HClをxmolとすると、単位の通りに計算すれば、

2=x/0.15

両辺に0.15をかけると、

2×0.15=x

よって、x=0.3mol

です。

つまり、0.3molの溶質が含まれていれば、2.0mol/Lの塩酸150mLを作ることができる。というわけです。


もとの濃い塩酸12mol/Lの中に、0.3molの溶質HClが含まれるためには、濃い塩酸はどれだけ必要か?を考えます。

これも、求める塩酸の体積をxLとすると、これも単位の通りに式を作れば、

12=0.3/x

このような式ができます。両辺にxを掛けて、計算すると、

12x=0.3
  x=0.3/12
  x=0.025[L]

問題ではmLで答えるので、mLに直せば、

0.025L=25mL

ということで、もとの塩酸は25mL必要である。とわかりました。


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posted by えま at 12:01| Comment(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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