この記事では、「たすきがけを使った因数分解練習問題A」の(10)の解答を掲載します。
◆解答
これは少し応用問題ですが、たすきがけのやり方も参考にしてみてください。
(10) 2x2−xy−y2−7x+y+6
このように、x,yの様々な項が含まれる2次式の因数分解をするときは、まずは一つの文字について整理します。
(i)xについて整理する
2x2−xy−y2−7x+y+6
=2x2−xy−7x−y2+y+6
=2x2−(y+7)x−y2+y+6
(ii)ax2+bx+cと見たときの、a,b,cの値を確認する
a=2,b=−(y+7),c=−y2+y+6となります。
cが2次式なので、まずはcを因数分解します。
−y2+y+6=−(y2−y−6)=−(y+2)(y−3)
つまりもとの2次式は、
=2x2−(y+7)x−(y+2)(y−3)
と変形できます。
ここまでくれば、あとは初歩的なたすきがけと同じです。
@a,c,bの順に係数を書く
まず、少しスペースを取って、適当な長さの横線を書き、その下にax2+bx+cの係数をa,c,bの順に書きます。
――――――――――――――――――――
2 −(y+2)(y−3) −(y+7)
a,cの因数をたすきに掛けて、合計bになれば完成!
線の上に並んだ4つの数のうち、左上と右下、左下と右上の組み合わせでかけ算をし、その結果をそれぞれbの数の上に書きます。
1 −(y+2) = −2y−4
×
2 y−3 = y−3
――――――――――――――――――――
2 −(y+2)(y−3) −(y+7)
よって、
={x−(y+2)}(2x+y−3)
=(x−y−2)(2x+y−3)
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ラベル:数学