2023年05月16日

高校数学「数と式」「平方根」x=(2+√3)/(2−√3),y=(2−√3)/(2+√3)のとき

高校数学「数と式」「平方根」x=(2+√3)/(2−√3),y=(2−√3)/(2+√3)のとき


先日の高校生の授業から、1問ピックアップします。


◆問題

x=(2+√3)/(2−√3),y=(2−√3)/(2+√3)のとき、次の値を求めよ。

(1) x+y
(2) xy
(3) x2+y2
(4) x3+y3


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◆解答解説

いわゆる「対称式」の問題です。
まずは問題の指示の通りに、(1),(2)を計算してみましょう。

(1) x+y
x=(2+√3)/(2−√3),y=(2−√3)/(2+√3)なので、通分して足します。

x+y=(2+√3)/(2−√3)+(2−√3)/(2+√3)
   =(2+√3)2/{(2−√3)(2+√3)}+(2−√3)2/{(2+√3)(2−√3)}
   =(4+4√3+3)/(4−3)+(4−4√3+3)/(4−3)
   =7+4√3+7−4√3
   =14

(2) xy

xy={(2+√3)/(2−√3)}{(2−√3)/(2+√3)}
  =(4−3)/(4−3)
  =1

これらを使って(3),(4)を計算していきます。

(3) x2+y2

(x+y)2=x2+2xy+y2
だから、
2+y2=(x+y)2−2xy

これに(1),(2)の解答を代入すると、

 x2+y2
=142−2×1
=196−1
=195


(4) x3+y3

3乗なので、3乗の公式を使います。

(x+y)3=x3+3x2y+3xy2
だから、
(4) x3+y3=(x+y)3−3x2y−3xy2
さらに共通因数をくくれば、
3+y3=(x+y)3−3xy(x+y)

(3)と同様に、(1),(2)の解答を代入します。

3+y3=143−3×1×14
       =2744−42
       =2702


◆関連問題
x+1/x=3のとき、x^2+1/x^2の値を求めよ。

数と式まとめ


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ラベル:数学
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本日配信のメルマガ。2023年共通テスト数学1A第5問 完成

本日配信のメルマガでは、2023年大学入試共通テスト数学1A第5問を解説します。


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■ 問題

2023年共通テスト数1Aより

第5問

(1) 円Oに対して、次の[手順1]で作図を行う。

┌―[手順1]――――――――――――――――――――――――――――┐
|(Step 1) 円Oと異なる2点で交わり、中心Oを通らない直線lを引く。|
|    円Oと直線lとの交点をA,Bとし、線分ABの中点Cをとる。|
|(Step 2) 円Oの周上に、点Dを∠CODが鈍角となるようにとる。  |
|    直線CDを引き、円Oとの交点でDとは異なる点をEとする。 |
|(Step 3) 点Dを通り直線OCに垂直な直線を引き、直線OCとの交点を|
|    Fとし、円Oとの交点でDとは異なる点をGとする。     |
|(Step 4) 点Gにおける円Oの接線を引き、直線lとの交点をHとする。|
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

参考図→http://www.a-ema.com/img/center2023math1a5.png


 このとき、直線lと点Dの位置によらず、直線EHは円Oの接線である。
このことは、次の[構想]に基づいて、後のように説明できる。

┌―[構想]―――――――――――――――――――――――――――――┐
| 直線EHが円Oの接線であることを証明するためには、       |
|∠OEH=[アイ]°であることを示せば良い。            |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 [手順1]の(Step 1)と(Step 4)により、4点C,G,H,[ウ]は同一円周上に
あることがわかる。よって、∠CHG=[エ]である。一方、点Eは円Oの周上に
あることことから、[エ]=[オ]がわかる。よって、∠CHG=[オ]であるので、
4点C,G,H,[カ]は同一円周上にある。この円が点[ウ]を通ることにより、
∠OEH=[アイ]°を示すことができる。

[ウ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――┐
|{0} B  {1} D  {2} F  {3} O     |
└―――――――――――――――――――――――┘

[エ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} ∠AFC {1} ∠CDF {2} ∠CGH {3} ∠CBO {4} ∠FOG|
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

[オ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} ∠AED {1} ∠ADE {2} ∠BOE {3} ∠DEG {4} ∠EOH|
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

[カ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――┐
|{0} A  {1} D  {2} E  {3} F     |
└―――――――――――――――――――――――┘


(2) 円Oに対して、(1)の[手順1]とは直線lの引き方を変え、次の[手順2]で
作図を行う。

┌―[手順2]――――――――――――――――――――――――――――┐
|(Step 1) 円Oと共有点をもたない直線lを引く。中心Oから直線lに |
|    垂直な直線を引き、直線lとの交点をPとする。       |
|(Step 2) 円Oの周上に、点Qを∠POQが鈍角となるようにとる。直線|
|    PQを引き、円Oとの交点でQとは異なる点をRとする。   |
|(Step 3) 点Qを通り直線OPに垂直な直線を引き、円Oとの交点でQ |
|    とは異なる点をSとする。                 |
|(Step 4) 点Sにおける円Oの接線を引き、直線lとの交点をTとする。|
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 このとき、∠PTS=[キ]である。

 円Oの半径が√5で、OT=3√6であったとすると、3点O,P,Rを通る
円の半径は([ク]√[ケ])/[コ]であり、RT=[サ]である。

[キ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} ∠PQS {1} ∠PST {2} ∠QPS {3} ∠QRS {4} ∠SRT|
└――――――――――――――――――――――――――――――――――┘


※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2で、マーク部分の□は[ ]、マル1は{1}
で表記しています。

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■ 解説目次

 ◆1 平面図形の性質は、中学の内容も重要!
 ◆2 接線と半径は垂直に交わる
 ◆3 対角の和が180°なら頂点が同一円周上

(以下略)

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■ 解説

◆1は省略します。


 ◆2 接線と半径は垂直に交わる

では今回の問題です。

(1) 円Oに対して、次の[手順1]で作図を行う。

┌―[手順1]――――――――――――――――――――――――――――┐
|(Step 1) 円Oと異なる2点で交わり、中心Oを通らない直線lを引く。|
|    円Oと直線lとの交点をA,Bとし、線分ABの中点Cをとる。|
|(Step 2) 円Oの周上に、点Dを∠CODが鈍角となるようにとる。  |
|    直線CDを引き、円Oとの交点でDとは異なる点をEとする。 |
|(Step 3) 点Dを通り直線OCに垂直な直線を引き、直線OCとの交点を|
|    Fとし、円Oとの交点でDとは異なる点をGとする。     |
|(Step 4) 点Gにおける円Oの接線を引き、直線lとの交点をHとする。|
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘

参考図→http://www.a-ema.com/img/center2023math1a5.png

このように図を描くと、「直線lと点Dの位置によらず、直線EHは円Oの接線」
になります。

まずは、接線の性質を利用して、このことを証明していきます。
円と接線の性質のひとつに、「接線と接点に引いた半径は垂直に交わる」という
ものがあります。

つまり、これが成り立てば、EHがOの接線であることを証明できます。
∠OEH=90°を示すのが目標ですね。

よって、[アイ]=90


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 ◆3 対角の和が180°なら頂点が同一円周上

問題の誘導に従って、◆2の内容を述べていきましょう!

「[手順1]の(Step 1)と(Step 4)により」とあるので、これらを確認してみます。

|(Step 1) 円Oと異なる2点で交わり、中心Oを通らない直線lを引く。|
|    円Oと直線lとの交点をA,Bとし、線分ABの中点Cをとる。|

線分ABは弦なので、OCとABは垂直に交わります。


つづく


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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・

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高校古文「助動詞」らし

高校古文「助動詞」らし

◆問題
空欄を埋めてください。

●活用表
|らし||○|○|らし|[ ]|[ ]|○|無変化型


●接続
活用語の[ ]形に接続する。ただし、ラ変型活用語と形容詞・形容動詞には[ ]形に接続する。

●意味
[ ](〜らしい、〜に違いない)


↓↓解答はお知らせの下↓↓

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◆解答

●活用表
|らし||○|○|らし|[らし]|[らし]|○|無変化型


●接続
活用語の[終止]形に接続する。ただし、ラ変型活用語と形容詞・形容動詞には[連体]形に接続する。

●意味
[推定](〜らしい、〜に違いない)


高校古文助動詞まとめ


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日本史「宝暦・天明期の文化」洋学の始まりA

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◆問題

空欄に適語を入れてください。

1774年、(@)や杉田玄白らが西洋医学の解剖書を訳述した『解体新書』は洋学を取り入れた成果であった。ついで大槻玄沢や宇田川玄随が出て、玄沢の門人稲村三伯は蘭日辞書『(A)』をつくった。高松藩の足軽の家に生まれた(B)は物理学の研究を進めた。


解答はこのページ下


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◆解答

@前野良沢、Aハルマ和解、B平賀源内

1774年、前野良沢や杉田玄白らが西洋医学の解剖書を訳述した『解体新書』は洋学を取り入れた成果であった。ついで大槻玄沢や宇田川玄随が出て、玄沢の門人稲村三伯は蘭日辞書『ハルマ和解』をつくった。高松藩の足軽の家に生まれた平賀源内は物理学の研究を進めた。


前の問題→洋学の始まり@
次の問題→国学の発達と尊王論@


近世まとめ
中世まとめ原始・古代まとめ


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