◆問題
整式P(x)をx2+x−2で割った余りが−3x+8,x2−x−6で割った余りが−5x+4であるとき、P(x)をx2−4x+3で割った余りを求めよ。
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◆解答解説
【整式P(x)をx2+x−2で割った余りが−3x+8,x2−x−6で割った余りが−5x+4であるとき、P(x)をx2−4x+3で割った余りを求めよ。】
割る数と余りがセットでわかっているので、それぞれの商をQ1(x),Q2(x)とおいて方程式を立ててみましょう!
P(x)=Q1(x)・(x2+x−2)−3x+8
P(x)=Q2(x)・(x2−x−6)−5x+4
まずはこのように表すことができます。
カッコの中の2次式が因数分解できそうなので、それぞれやってみましょう!
P(x)=Q1(x)・(x+2)(x−1)−3x+8
P(x)=Q2(x)・(x+2)(x−3)−5x+4
このような式になったということは、xに1,3,−2を入れれば、Q1(x),Q2(x)を含まない式を作ることができます。
P(1)=−3+8=5
P(3)=−15+4=−11
P(−2)=6+8=14
続いて、x2−4x+3で割ったときの商をQ(x),余りをax+bとおいて方程式を作ると、
P(x)=Q(x)・(x2−4x+3)+ax+b
=Q(x)・(x−1)(x−3)+ax+b
この式のQ(x)は、x=1,3のときに消去できることがわかります。
P(1)とP(3)の値はわかっているので、それらを利用すると、
P(1)=a+b=5
P(3)=3a+b=−11
あとはこれらを連立して解けば、a=−8,b=13
聞いているのは余りなので、ax+bにこれらの値を代入して、
−8x+13
◆関連項目
整式P(x)=x3+ax2+bx+1をx2+x−2で割った余りが−2x+3であるとき
剰余の定理と因数定理
「式と証明」「複素数と方程式」まとめ
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ラベル:数学