2023年09月01日

高校物理「力学」2023年共通テスト第2問よりA

高校物理「力学」2023年共通テスト第2問よりA

◆問題

第2問 空気中での落下運動に関する探求について、次の問いに答えよ。

問1はこちら

先生:それでは、授業でやったことを復習してください。
生徒:抵抗力の大きさRが速さvに比例すると仮定すると、正の比例定数kを用いて
  R=kv
と書けます。物体の質量をm,重力加速度の大きさをgとすると、R=mgとなるvが終端速度の大きさvfなので、
  vf=mg/k
と表されます。実験をしてvfとmの関係を確かめてみたいです。
先生:いいですね。図1のようなお弁当のおかずを入れるアルミカップは、何枚か重ねることによって質量の異なる物体にすることができるので、落下させてその関係を調べることができますね。その物体の形は枚数によらずほぼ同じなので、kは変わらないとみなしましょう。物体の質量mはアルミカップの枚数nに比例します。
生徒:そうすると、vfがnに比例することが予想できますね。



n枚重ねたアルミカップを落下させて動画を撮影した。図2のように、アルミカップが落下していく途中で、20cmごとに落下するのに要する時間を10回測定して平均した。この実験をn=1,2,3,4,5の場合について行った。その結果を表1にまとめた。



問2 表1の測定結果から、アルミカップを3枚重ねたとき(n=3のとき)のvfを有効数字2桁で求めるとどうなるか。

vf=[ 9 ].[ 10 ]×10^[11]m/s


解答はこのページ下に掲載します。


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◆解答

アルミカップも、空気中で落下させると、ある一定の速度に達したあとは、重力と抵抗力が一致して一定の速度になる。
そしてその一定の速度、つまり、終端速度を求めましょう!という問題です。

アルミカップ3枚の場合なので、表の枚数nが3の欄を見ていきます。
20cmの落下に要する時間は、40〜60cmのところで0.13sになって、それ以降は0.13sで一定です。
つまり、終端速度は0.13sを使って計算すればOKというわけです。

20cm=0.20m落下するのに0.13sなので、その速さvfは、

0.20÷0.13=20/13=1.538…

これを解答の形式に合わせると、

1.5×10^0[m/s]

ですね。


次の問題→vf=mg/kと異なる理由


◆関連項目
等加速度運動力〜エネルギー力のモーメントなど


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本日配信のメルマガ。2021年共通テスト数学2B第1問[2]

本日配信のメルマガでは、2021年大学入試共通テスト第1日程数学2B第1問[2]を解説します。


【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
 http://www.mag2.com/m/0001641004.html


リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。


■ 問題

2021年共通テスト第1日程数2Bより

第1問

[2]

二つの関数f(x)={2^x+2^(-x)}/2,g(x)={2^x−2^(-x)}/2について
考える。

(1) f(0)=[セ],g(0)=[ソ]である。また、f(x)は相加平均と相乗平均の
関係から、x=[タ]で最小値[チ]をとる。
g(x)=−2となるxの値はlog[2](√[ツ]−[テ])である。

(2) 次の{1}〜{4}は、xにどのような値を代入してもつねに成り立つ。

f(−x)=[ト] ……{1}
g(−x)=[ナ] ……{2}
{f(x)}^2−{g(x)}^2=[ニ] ……{3}
g(2x)=[ヌ]f(x)g(x) ……{4}

[ト],[ナ]の解答群(同じものを繰り返し選んでもよい。)
――――――――――――――――――――――――――――――
|{0} f(x)  {1} −f(x)  {2} g(x)  {3} −g(x) |
――――――――――――――――――――――――――――――

(3) 花子さんと太郎さんは、f(x)とg(x)の性質について話している。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
|花子:{1}〜{4}は三角関数の性質に似ているね。            |
|太郎:三角関数の加法定理に類似した式(A)〜(D)を考えてみたけど、つねに|
|   成り立つ式はあるだろうか。                  |
|花子:成り立たない式を見つけるために、式(A)〜(D)のβに何か具体的な値|
|   を代入して調べてみたらどうかな。               |
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

― 太郎さんが考えた式 ――――――――――――
|f(α−β)=f(α)g(β)+g(α)f(β) ……(A)|
|f(α+β)=f(α)f(β)+g(α)g(β) ……(B)|
|g(α−β)=f(α)f(β)+g(α)g(β) ……(C)|
|g(α+β)=f(α)g(β)−g(α)f(β) ……(D)|
――――――――――――――――――――――――

(1), (2)で示されたことのいくつかを利用すると、式(A)〜(D)のうち、[ネ]以外の
三つは成り立たないことがわかる。[ネ]は左辺と右辺をそれぞれ計算することに
よって成り立つことが確かめられる。

[ネ]の解答群
――――――――――――――――――――――
|{0} (A)  {1} (B)  {2} (C)  {3} (D) |
――――――――――――――――――――――

※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。

  指数・対数の解説記事→http://a-ema.seesaa.net/article/477928170.html

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■ 解説目次

 ◆1 分数は累乗根・マイナスは逆数
 ◆2 指数・対数の関係
 ◆3 対数の計算法則
 ◆4 f(0)はx=0を代入
 ◆5 相加平均≧相乗平均

(以下略)

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■ 解説

◆1〜3は省略します。


 ◆4 f(0)はx=0を代入

では今回の問題です。

f(x)={2^x+2^(-x)}/2とg(x)={2^x−2^(-x)}/2という2つの関数に
ついて考えます。

まず(1)は「f(0)=[セ],g(0)=[ソ]」を求めます。

それぞれxに0を代入すればOKですね!

f(0)={2^0+2^(-0)}/2
   =(1+1)/2
   =2/2
   =1

g(0)={2^0−2^(-0)}/2
   =(1−1)/2
   =0

よって、[セ]=1,[ソ]=0


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 ◆5 相加平均≧相乗平均

続いて、f(x)の最小値を考えます。

「相加平均と相乗平均の関係から」とあるので、誘導の通りにやってみましょう!

f(x)={2^x+2^(-x)}/2

「相加相乗平均」は、一般に、(相加平均)≧(相乗平均)となる性質のことです。

f(x)の式は、2^xと2^(-x)を足して2で割る形になっているので・・・


(以下略)


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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・

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ラベル:数学
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日本史「立憲国家の成立と日清戦争」憲法の制定A

日本史「立憲国家の成立と日清戦争」憲法の制定A

◆問題

空欄に適語を入れてください。

1884年に(@)を定め、華族の範囲を広げて、将来の上院の土台をつくった。ついで1885年には太政官制を廃して(A)制度を制定した。これにより、各省の長官は国務大臣として、天皇に責任を負うだけでなく、国政全体に対しても閣議の一員として直接に参画するものとなった。また、宮内省は内閣の外におかれ、天皇御璽・日本国璽の保管者で天皇の常侍補弼の任に当たる(B)が宮中に置かれた。


解答はこのページ下


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日本史用語集 改訂版 A・B共用


◆解答

@華族令、A内閣、B内大臣

1884年に華族令を定め、華族の範囲を広げて、将来の上院の土台をつくった。ついで1885年には太政官制を廃して内閣制度を制定した。これにより、各省の長官は国務大臣として、天皇に責任を負うだけでなく、国政全体に対しても閣議の一員として直接に参画するものとなった。また、宮内省は内閣の外におかれ、天皇御璽・日本国璽の保管者で天皇の常侍補弼の任に当たる内大臣が宮中に置かれた。


前の問題→憲法の制定@
次の問題→憲法の制定B


近代・現代まとめ
近世まとめ中世まとめ原始・古代まとめ


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