2023年12月29日

高校数学「高次方程式」1の3乗根を使った式の値

高校数学「高次方程式」1の3乗根を使った式の値

◆問題

1の3乗根のうち虚数のものの1つをωとするとき、次の値を求めよ。

(1) ω2+ω+1

(2) ω6+ω3+1

(3) ω8+ω4


解答解説はお知らせの下


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◆解答解説

ωはつまり、x3=1の解のうちの1つです。
普通に解いてみると、

3−1=0
(x−1)(x2+x+1)=0
よって、x−1=0,x2+x+1=0です。

このうちx2+x+1=0の解の1つがωです。
2次方程式なので、普通に解の公式で解くと、

x={−1±√(12−4×1×1)}/(2×1)
 =(−1±√3i)/2

例えばω=(−1+√3i)/2とすると、ω2=(−1−√3i)/2となります。
だから、ω2+ω=(−1−√3i)/2+(−1+√3i)/2=−1です。

そして、ωは1の3乗根でもあるので、ω3=1です。

これらを利用して、それぞれの式の値を求めていきます。

(1) ω2+ω+1
=−1+1=0

(2) ω6+ω3+1
=1+1+1=3

(3) ω8+ω4
=ω2+ω
=−1


◆関連項目
高次方程式まとめ


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ラベル:数学
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本日配信のメルマガ。2023年共通テスト数学2B第5問

本日配信のメルマガでは、2023年大学入試共通テスト数学2B第5問を解説します。


【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
 http://www.mag2.com/m/0001641004.html


リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。


■ 問題

2023年共通テスト数2Bより

第5問

 三角錐PABCにおいて、辺BCの中点をMとおく。また、∠PAB=∠PAC
とし、この角度をθとおく。ただし、0°<θ<90°とする。

(1) →AMは

  →AM=([ア]/[イ])・→AB+([ウ]/[エ])・→AC

と表せる。また

   (→AP・→AB)/(|→AP||→AB|)
  =(→AP・→AC)/(|→AP||→AC|)
  =[オ] ……{1}

である。

[オ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} sinθ     {1} cosθ     {2} tanθ   |
|{3} 1/sinθ   {4} 1/cosθ   {5} 1/tanθ |
|{6} sin∠BPC  {7} cos∠BPC  {8} tan∠BPC|
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘


(2) θ=45°とし、さらに

  |→AP|=3√2,|→AB|=|→PB|=3,|→AC|=|→PC|=3

が成り立つ場合を考える。このとき

  →AP・→AB=→AP・→AC=[カ]

である。さらに、直線AM上の点Dが∠APD=90°を満たしているとする。
このとき→AD=[キ]・→AMである。


(3)
  →AQ=[キ]・→AM

で定まる点をQとおく。→PAと→PQが垂直である三角錐PABCはどのような
ものかについて考えよう。例えば(2)の場合では、点Qは点Dと一致し、→PAと
→PQは垂直である。

(i) →PAと→PQが垂直であるとき、→PQを→AB,→AC,→APを用いて
表して考えると、[ク]が成り立つ。さらに{1}に注意すると、[ク]から[ケ]が成り
立つことがわかる。

 したがって、→PAと→PQが垂直であれば、[ケ]が成り立つ。逆に[ケ]が成り
立てば→PAと→PQは垂直である。

[ク]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} →AP・→AB+→AP・→AC=→AP・→AP      |
|{1} →AP・→AB+→AP・→AC=−→AP・→AP     |
|{2} →AP・→AB+→AP・→AC=→AB・→AC      |
|{3} →AP・→AB+→AP・→AC=−→AB・→AC     |
|{4} →AP・→AB+→AP・→AC=0            |
|{5} →AP・→AB−→AP・→AC=0            |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘

[ケ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} |→AB|+|→AC|=√2・|→BC|            |
|{1} |→AB|+|→AC|=2|→BC|              |
|{2} |→AB|sinθ+|→AC|sinθ=|→AP|       |
|{3} |→AB|cosθ+|→AC|cosθ=|→AP|       |
|{4} |→AB|sinθ=|→AC|sinθ=2|→AP|      |
|{5} |→AB|cosθ+|→AC|cosθ=2|→AP|      |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘

(ii) kを正の実数とし

  k・→AP・→AB=→AP・→AC

が成り立つとする。このとき[コ]が成り立つ。

 また、点Bから直線APに下ろした垂線と直線APの交点をB'とし、同様に
点Cから直線APに下ろした垂線と直線APの交点をC'とする。

 このとき、→PAと→PQが垂直であることは、[サ]であることと同値である。
特にk=1のとき、→PAと→PQか垂直であることは、[シ]であることと同値で
ある。

[コ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} k|→AB|=|→AC|  {1} |→AB|=k|→AC|     |
|{2} k|→AP|=√2|→AB|  {3} k|→AP|=√2|→AC| |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘

[サ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} B'とC'がともに線分APの中点              |
|{1} B'とC'が線分APをそれぞれ(k+1):1と1:(k+1)に |
|  内分する点                        |
|{2} B'とC'が線分APをそれぞれ1:(k+1)と(k+1):1に |
|  内分する点                        |
|{3} B'とC'が線分APをそれぞれk:1と1:kに内分する点  |
|{4} B'とC'が線分APをそれぞれ1:kとk:1に内分する点  |
|{5} B'とC'がともに線分APをk:1に内分する点       |
|{6} B'とC'がともに線分APを1:kに内分する点       |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘

[シ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} △PABと△PACがともに正三角形            |
|{1} △PABと△PACがそれぞれ∠PBA=90°,      |
|  ∠PCA=90°を満たす直角二等辺三角形         |
|{2} △PABと△PACがそれぞれBP=BA,CP=CAを満たす|
|  二等辺三角形                       |
|{3} △PABと△PACが合同                 |
|{4} AP=BC                        |
└―――――――――――――――――――――――――――――――┘


※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。

  ベクトルの解説記事→http://a-ema.seesaa.net/article/478238347.html

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■ 解説目次

 ◆1 ベクトルの成分と大きさ
 ◆2 ベクトルの四則計算
 ◆3 中点だから1/2
 ◆4 内積だから内積の公式

(以下略)

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■ 解説

◆1,2は省略します。


 ◆3 中点だから1/2

では今回の問題です。まずは問題の設定を確認しましょう!

「三角錐PABC」が登場します。
Pが頂点で、△ABCが底面と考えておくとよいと思います。

続いて「辺BCの中点をM」「∠PAB=∠PACとし、この角度をθとおく」

などの条件があります。

そして最初の設問は、→AMを→AB,→ACで表す問題です。

MはBCの中点なので、中点の公式を使って、

→AM=(1/2)・→AB+(1/2)・→AC

よって、[ア]=1,[イ]=2,[ウ]=1,[エ]=2


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 ◆4 内積だから内積の公式

次は

   (→AP・→AB)/(|→AP||→AB|)
  =(→AP・→AC)/(|→AP||→AC|)

について考えます。

→AP・→ABは内積ですね。

まず内積の公式の通りに式を立てると、

→AP・→AB=|→AP||→AB|cosθ

このように表すことができます。
この式の両辺を|→AP||→AB|で割れば、


(以下略)


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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・

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日本史「恐慌の時代」金解禁と世界恐慌A

日本史「恐慌の時代」金解禁と世界恐慌A

◆問題

空欄に適語を入れてください。

1929年10月にニューヨークのウォール街から世界恐慌が始まっていたため、金輸出解禁による不況とあわせて(@)と呼ばれる深刻な恐慌に陥った。これに対して政府は1931年、(A)法を制定し、指定産業での不況カルテル結成を容認した。


解答はこのページ下


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◆解答

@昭和恐慌、A重要産業統制

1929年10月にニューヨークのウォール街から世界恐慌が始まっていたため、金輸出解禁による不況とあわせて昭和恐慌と呼ばれる深刻な恐慌に陥った。これに対して政府は1931年、重要産業統制法を制定し、指定産業での不況カルテル結成を容認した。


前の問題→金解禁と世界恐慌@
次の問題→金解禁と世界恐慌B


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