■ 問題
y=sinθのグラフを描け。
この記事では、グラフを描くときに注意すべきポイントを説明します。
実際のグラフは、この書籍や教科書などを参照してください。
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、基礎から医学部など満点を目指す人まで、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。浪人生や社会人の再受験も基礎から丁寧に指導します!
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
■ 解答解説
三角関数のグラフは、これまでに登場したどのグラフとも形が違っていて、
「サインの時はコレ、コサインの時はコレ。タンジェントだけ全然違う形だ!よくわかんないけど暗記しよう」
みたいな対処になりがちですね。
そんな非効率な暗記をしなくても、必ず適切なグラフが描ける方法があります。
それは・・・
「とにかく座標を求める!」
です。
「そんな面倒なことやってられないよ!」という人も多いと思いますが、結局のところ、π/6,π/4,π/3などの代表的な値はすぐに出せるくらいになっていないと、数学2の三角関数の問題はほとんど解けないし、大学入試で数学2を使うつもりの人なら、「座標を求める」方式で描けるようにしたおいた方がよいです。
sinθ=y/rで、単位円を考えます。
まず、θ=0のとき、動径はx軸上ですね。だからy=0なので、sinθ=0/1=0です。
つまり、まず原点を通ることがわかります。
θ=π/6すなわち30°のとき、sinθ=1/2だから、次の点は(π/6,1/2)です。
θ=π/4すなわち45°のとき、sinθ=√2/2だから、次の点は(π/4,√2/2)です。
θ=π/3すなわち60°のとき、sinθ=√3/2だから、次の点は(π/3,√3/2)です。
θ=π/2すなわち90°のとき、sinθ=1だから、次の点は(π/2,1)です。
θ=(2/3)πすなわち120°のとき、sinθ=√3/2だから、次の点は((2/3)π,√3/2)です。
※「この値が出せない」という人は、まず三角比の値の求め方を参照してください。または、質問してください!
ここで一つ注意点。
π/2=90°のところをピークに、120°では下がっていますね。
そして次135°,150°,180°…と進むにつれて、さらに下がっていき、180°を超えるとマイナスになります。
「それなら、またそこから先の値を覚えなくちゃ・・・」などという必要もありません。
代表的な値になるときの単位円の中の三角形の形は、ここまでに登場したもののどれかと同じになります。
サインはπから2πまではマイナスになることに気をつけて、ここまでと同様に点を取っていってください。
そして2πまで取っていくと、なめらかな波の形が見えてくるはずです。
あとはできるだけなめらかな曲線でこれらの点を結べば、かなりキレイなy=sinθのグラフがかけるはずです!
0〜2πまで描いたら、その手前もその先も同じ形になります。
与えられた座標軸の幅に合わせて必要なところまで、あとはコピペの感覚で描いていけば完成です!
最初に値を考えるところだけ、ちょっと面倒に感じると思いますが、慣れれば意外と楽勝です!
慣れるまで繰り返し描いてみましょう!
↓三角方程式などの三角関数の問題の解き方がマスターできるテキストです↓
10秒でわかる高校数学2B「三角関数」の考え方
「久しぶりの三角関数、分かりやすく直感で問題の解く方向が分かり楽しかった」などのコメントいただいています。ありがとうございます!
◆関連問題
動径、単位円、弧度法
三角関数まとめ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学