■ 問題
y=sinθのグラフをもとにして、次のグラフを描け。
(1) y=2sinθ
(2) y=sin2θ
(3) y=sin(θ−π/3)
この記事では、それぞれグラフを描くときにy=sinθからどう変えるかを説明します。
実際のグラフは、この書籍や教科書などを参照してください。
また、y=sinθのグラフの描き方は、こちらを参考にしてみてください。
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■ 解答解説
y=sinθのグラフをもとにして、次のグラフを描け。
(1) y=2sinθ
これは、y=sinθの値を2倍したものです。
それぞれのsinθの値に2を掛けるので、y座標がy=sinθの2倍になります。
つまり、y=sinθのグラフを縦方向に2倍したのが、このy=2sinθのグラフです。
(2) y=sin2θ
(1)と比較すると、2のついてる場所が違うだけですが、それで全然違うグラフになってしまいます。
sin2θは、角度2θに対するサインの値です。
当然ですが、θが30°なら2θは60°です。θが45°なら2θは90°、θが60°なら2θは120°…
となります。
θの変化に対して、2θの変化の仕方は2倍急激になっています。
ということは、サインの値もノーマルなやつに対して2倍度合いで変化することになります。
θ=180°のときに2θ=360°だから、周期が半分になります。
つまり、y=sinθのグラフを横方向に半分に縮小したのがy=sin2θです。
(3) y=sin(θ−π/3)
角度の部分に足したり引いたりすると、グラフを横に並行移動することになります。
移動の仕方は、2次関数の頂点と同じイメージです。つまり、(θ−π/3)だから、y=sinθを右にπ/3だけ移動します。
普通のサインのグラフならスタート地点は原点ですが、これはsin(θ−π/3)の角度の部分がゼロになるときはθ=π/3だから、スタート地点が(π/3,0)になったという見方もできます。
※「この値が出せない」という人は、まず三角比の値の求め方を参照してください。または、質問してください!
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ラベル:数学