2025年01月31日

中学理科「化学変化とイオン」pHの基本的な知識に関する問題

中学理科「化学変化とイオン」pHの基本的な知識に関する問題

◆問題

炭酸水素ナトリウムを用いた実験に関する記述を読んで、問いに答えよ。

<実験>
@炭酸水素ナトリウムをステンレス皿にとって、ステンレス皿全体の質量を測定し、ガスバーナーで十分に加熱した。
A加熱後、ステンレス皿がよく冷えてから、再びステンレス皿全体の質量を測定したところ、加熱前よりも減少していた。
Bステンレス皿に残っていた白色の固体を適量の水に溶かし、このときできた水溶液のpHの値を測定した。

加熱したときの質量に関する問題

pHについて正しく述べている選択肢を答えよ。

ア 水素イオンを多く含む水溶液ほど、pHの値は小さくなる。
イ 水酸化物イオンを多く含む水溶液ほど、pHの値は小さくなる。
ウ pHは5が中性で、値が大きいほど、酸性が強くなる。
エ pHは7が中性で、値が小さいほど、アルカリ性が強くなる。


↓解答解説はこのページ下↓

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◆解答

中学の範囲ではpHについて詳しくは学ばないので、

・pHのHは水素の元素記号のH
・pH=7で中性
・pHが7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性

今のところこれだけ覚えておけばOKです!

では、今回の選択肢を見てましょう!

ア 水素イオンを多く含む水溶液ほど、pHの値は小さくなる。
→○

イ 水酸化物イオンを多く含む水溶液ほど、pHの値は小さくなる。
→×
水酸化物イオンを多く含むと、水素イオンが少なくなるので、アルカリ性になりpHは大きくなります。

ウ pHは5が中性で、値が大きいほど、酸性が強くなる。
→×
中性は7です。値が大きいとアルカリ性が強くなります。

エ pHは7が中性で、値が小さいほど、アルカリ性が強くなる。
→×
pH=7で中性は良いですが、値が小さいと酸性が強くなります。


というわけで、矛盾がない選択肢はアですね!


前に戻る→加熱したときの質量に関する問題


◆関連問題
銅の酸化と質量の問題
中学理科「化学変化」


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本日配信のメルマガ。2025年共通テスト数学1A第1問[2] 完成

本日配信のメルマガでは、2025年大学入学共通テスト数学1A第1問[2]を解説します。


【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
 http://www.mag2.com/m/0001641004.html


リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。


■ 問題

2025年共通テスト数1Aより

第1問

[2] 図1のように、直線l上の点Aにおいてlに接する半径2の円を円Oとし、
l上の点Bにおいてlに接する半径4の円を円O'とする。円Oと円O'は2点で
交わるとし、その交点をP,Qとする。ただし、∠APB<∠AQBとする。
さらに、∠PABは鋭角であるとする。このとき、△PABと△QABについて
考えよう。

図はこちら→http://www.a-ema.com/img/2025math1a_1_2.png


(1) ∠PAB=α,∠PBA=βとおく。
 円Oの中心Oから直線PAに引いた垂線と直線PAとの交点をHとする。
∠OAB=90°であるから、∠AOH=αである。よって、△OAHに着目
すると、AH=[コ]sinαであるから

  PA=2AH=[サ]sinα ……{1}

である。

 同様にして、円O'の中心O'から直線PBに引いた垂線と直線PBとの交点を
H'とすると

  PB=2BH'=[シ]sinβ ……{2}

であることもわかる。

 また、△PABの外接円の半径をR1とおくと、正弦定理により

  PA/sin[ス]=PB/sin[セ]=2R1

が成り立つので

  PAsin[セ]=PBsin[ス]

である。この式に{1}と{2}を代入することにより

  sin[セ]=√[ソ]・sin[ス]

  PB=√[ソ]・PA

となることがわかる。さらに

  R1=[タ]√[チ]

が得られる。


[ス],[セ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} α     {1} β                        |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘


(2) 太郎さんと花子さんは(1)の考察を振り返っている。

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|太郎:△QABの外接円の半径も求められるかな。            |
|花子:(1)のR1の求め方を参考にすればよさそうだね。          |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

図1はこちら(再掲)→http://www.a-ema.com/img/2025math1a_1_2.png

 △PAB,△QABの外接円の半径をそれぞれR1,R2とおく。このとき、
R1[ツ]R2である。さらに、sin∠APB[テ]sin∠AQBであることも
わかる。

[ツ],[テ]の解答群
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} <     {1} =     {2} >                |
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘


(3) 太郎さんと花子さんは、これまでの考察をもとに、△PABと△QABの辺の
長さについて考えている。

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|太郎:ABの長さが与えられれば、PAとQAの長さが求められそうだね。
|花子:∠APB<∠AQBに注意して求めてみようよ。
└―――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

 AB=2√7とする。このとき

  sin∠APB=√[トナ]/[ニ]

である。(1)より、PB=√[ソ]・PAであるから

  PA=√[ソネ]

である。
 同様にQA=√7であることがわかる。


※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。

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■ 解説目次

 ◆1 第1問[2]は三角比
 ◆2 三角比は直角三角形の辺の比

(以下略)

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■ 解説


 ◆1 第1問[2]は三角比

2025年共通テスト数学1A[2]は、三角比の問題でした。

今回の問題では、主に三角比の値、正弦定理が問われています。

三角比の値:
sinθ=y/r
cosθ=x/r
tanθ=y/x

正弦定理:a/sinA=b/sinB=c/sinC=2R

これらの公式の意味や使い方は確実にわかるようにしておきましょう!

えまじゅくブログも参考にしてください。
三角比まとめ → http://a-ema.seesaa.net/article/478799685.html


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 ◆2 三角比は直角三角形の辺の比

それでは最初の設問です。
2つの円とその接線があり、PA,PB,QA,QBを結んであります。

そして、「∠PAB=α,∠PBA=β」とおいて、
「Oから直線PAに引いた垂線と直線PAとの交点をH」としています。

接線と接点に引いた半径は垂直に交わるので、「∠OAB=90°」です。
すると、∠AOH=αであることがわかります。これは高校入試レベルの三角形の
合同や相似の証明でよく出てくる事柄で・・・


つづく


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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・

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中学理科「化学変化」加熱したときの物質の質量

中学理科「化学変化」加熱したときの物質の質量

◆問題

炭酸水素ナトリウムを用いた実験に関する記述を読んで、問いに答えよ。

<実験>
@炭酸水素ナトリウムをステンレス皿にとって、ステンレス皿全体の質量を測定し、ガスバーナーで十分に加熱した。
A加熱後、ステンレス皿がよく冷えてから、再びステンレス皿全体の質量を測定したところ、加熱前よりも減少していた。
Bステンレス皿に残っていた白色の固体を適量の水に溶かし、このときできた水溶液のpHの値を測定した。

次のア〜エの物質を、実験の@,Aのように、ステンレス皿にとって十分に加熱したとき、加熱後の質量はどうなるか、[増加する/減少する/変わらない]のうちからそれぞれ選んで答えよ。

ア 酸化銅
イ 酸化銀
ウ マグネシウム
エ 塩化ナトリウム


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◆解答

ア 酸化銅
酸化銅は加熱するだけでは銅に戻るなどの反応は起こりません。
だから、質量も変わらない。と考えられます。

ちなみに、炭素を混ぜて加熱すると、炭素が酸化銅の酸素を奪って、銅ができます。


イ 酸化銀
酸化銀は銀と酸素の結びつきがやや弱いため、十分に加熱すると銀と酸素に分解されます。酸化物から酸素を奪う反応なので、この反応は「還元」といいます。
皿に残った物質の質量は酸素の分だけ減少する。と考えられます。


ウ マグネシウム
マグネシウムは加熱すると空気中の酸素と結びついて酸化マグネシウムになります。酸素と結びつく反応なのでこの反応は「酸化」といいます。
できた酸化マグネシウムが全て皿の上に載っているならば、結びついた酸素の分だけ質量は増加する。ということができます。


エ 塩化ナトリウム
塩化ナトリウムは食塩ですね。食塩は加熱するだけでは化学反応はおきません。
質量は変わらない。ですね。


次の問題→pHについて


◆関連問題
銅の酸化と質量の問題
中学理科「化学変化」


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