ここ数年、俺の母校の生徒さんからの依頼が増えています。
共通して教わった先生の話などで盛り上がったりしますが、無駄に厳しい先生の話もよく聞くようになって、とても残念に思います。
勉強の指導は、効果的な勉強方法は二の次で、単に大量に宿題を出すだけ。
もともと基礎的な能力の高い子が多い学校だし、自己主張をせずに、まじめでおとなしく言うことを聞くような、先生にとって都合の良い生徒は、一生懸命全部こなすようにするので、そりゃあもちろん模試の成績も、進学実績も良くなるでしょう。
すると、そんな工夫のない先生は、自分の指導が的確であるかのような勘違いをしてしまう。
他の先生もそれを見て、学校生活の楽しみを排除して、とにかく厳しくして宿題を出せば良い。という安易な考えに陥っているような気がします。
思考停止ですね。
単に宿題をたくさん出して「やりなさい」と言うだけで、できるようになる生徒の存在は、先生の手柄ではありません。
そういう子は、極端にやる気をそぐような最低の授業さえしなければ、誰が教えてもできるようになります。
できない子ができるようになるために授業をするんだと思うんだけどなぁ。
某有名高校の先生が作ったという触れ込みの英語の教材も、俺の母校をはじめ、いろいろな学校で採用されて大人気ですが、アレでは英語はできるようにならない。とまでは言わなくても、あまり賢い教材じゃないと思うんですが。
コレまた「とにかくたくさんやればよい」方式ですね。
「たくさんやりなさい」という指導は、何も指導していないのと同じです。
「たくさんやる」ためにやる気を出させる。とか、どうやったら理解しやすくなるか(と、そのヒント)を示すべきだと思います。
「生徒と議論する気はありません。とにかく先生の言うことを聞いて、たくさん勉強しなさい」なんてセリフは、「ボクは生徒を指導するやる気も能力もありません」と言っているのと同じに聞こえます(笑)
先生も、ちゃんと自分の頭で考えて、もうちょっとがんばりましょうよ。
・・・先生も、論理的・客観的な思考に慣れていない人が増えているのかも?
俺も気をつけないと!
人に教える立場の人は思い上がりやすいからな〜
読んでて共感しました。
私も全く同じ気持ちです。
量だけこなしていたら何とかなると考えているだけ。
効率を考えないで大量だけを強いるのは考え無しだと思います。
こちらのブログからも又学ばせていただきます。