所属講師のlogicさんが、その記事に関してより詳しく書いてくれています。
http://logicanabehavior.seesaa.net/article/423929560.html
そのときの記事でも少し言及しましたが、この台詞は、「結果はともかく、まずはやってみることが大切」ということを意図していると思います。
この台詞が放たれた頃は、若者の間で「自由とか正義とか愛などを正面から語るのは馬鹿らしい」といった風潮があった時代です。(今でもそうかも知れませんが)
誰もが「バカバカしい」と思っていて、言うことはおろか実際に行動に移す人がいなくても、自分が何かを言ったからといって世の中が変わるわけではないかもしれないけど、それでも言葉に出して少しでもメッセージを発しようとするのは、いくらかは意味があるはずだ。そのメッセージを受け取った人が共感してくれて、少しでも何かが変わるなら、確実に「何もしないよりマシ」だ。というようなメッセージが含まれると解釈しています。
本当に様々な場面で、できるかどうかわからなくても、失敗して恥ずかしい思いをするとしても、何もしないよりやってみた方がよいと実感しています。
例えば学生の頃で言えば、思い切ってバンド活動をしてみたこと。
最近なら、翻訳トライアルやコンテストに応募してみたこと。
アプリを作ったり本を書いてみたこと。
その他にもいろいろ。
成功もありましたが、失敗もありました。
成功したことはもちろん、失敗したことでも、「やらない方が良かった」と後悔したことは・・・なくもないですが(笑)、後悔したことも含めて、その後に活きる貴重な経験になったと思います。
今ここでは、「人生全体」のような話に拡げてしまいましたが、「勉強」に限っても、少しでもやった方が「何もしないよりマシ」です。
やって忘れても、全くの未経験よりは少しは再習得が楽になります。
何に役立つかわからないし、テストに出るとも限らないことでも、知っていることが増えれば、意外なところで役立つときがあります。
もちろん、役立つときは一生来ないかも知れません。
それでも、「吠えるだけでも何もしないよりマシ」です。
まずは結果ばかり気にせず、できることから始めてみませんか?