「夏休みから過去問に取り組まなければいけない!」などと言われて焦っている人もいるかも知れませんね。
しかし、それは状況次第です。
夏休みだろうが何だろうが、準備が整っている人はやれば良いし、準備が整っていない人はしっかり準備するのが先です。
まず、大前提として、過去問はある程度対処できるだけの実力をつけてから取り組んだ方がよいです。
入試問題は、当然のことながら、その教科の全範囲から出題されます。
つまり、基礎的な知識や解法を理解していなければ、ほとんどの問題はお手上げ状態になります。
わからないことがあれば、その都度調べて習得していけば良いのですが、準備が整っていないのに過去問に取り組むと、わからないことが多すぎて覚えるのが大変であるが故に、雑になったり放棄してしまいがちになります。
この状態で勉強しても、苦労する割には効果が低いです。
問題集は一般に、「まあまあわかるけど、わからないこともある」くらいの難易度の問題に取り組むのが一番効果的です。
つまり、過去問は、ある程度正解できるレベルになってから取り組むほうが効率がよいのです。
マーク模試で4割以上の正解率が一つの目安になると思います。
全科目を同時に進める必要はないので、準備ができた科目から過去問に取り組めばよいです。
準備ができていない科目は、同時進行で基礎の習得を続けます。
1ヶ月前までに過去問に取り組む準備ができれば、ある程度の得点は計算できます。
今はまだ苦手科目は基礎の習得を優先しても良い時期です。
実力不足を自覚している人は、少しでもできることが増えるようがんばっていきましょう!