■ 問題
第2問
pを実数とし、f(x)=x^3−pxとする。
(1) 関数f(x)が極値をもつためのpの条件を求めよう。f(x)の導関数は
f'(x)=[ア]x^[イ]−pである。したがって、f(x)がx=aで極値をとる
ならば、[ア]a^[イ]−p=[ウ]が成り立つ。さらに、x=aの前後でのf'(x)の
符号の変化を考えることにより、pが条件[エ]を満たす場合は、f(x)は必ず
極値をもつことがわかる。[エ]に当てはまるものを、次の{0}〜{4}のうちから
一つ選べ。
{0} p=0 {1} p>0 {2} p≧0 {3} p<0 {4} p≦0
(2) 関数f(x)がx=p/3で極値をとるとする。また、曲線y=f(x)をC
とし、C上の点(p/3,f(p/3))をAとする。
f(x)がx=p/3で極値をとることから、p=[オ]であり、f(x)は
x=[カキ]で極大値をとり、x=[ク]で極小値をとる。
曲線Cの接線で、点Aを通り傾きが0でないものをlとする。lの方程式を
求めよう。lとCの接点のx座標をbとすると、lは点(b,f(b))における
Cの接線であるから、lの方程式はbを用いて
y=([ケ]b^2−[コ])(x−b)+f(b)
と表すことができる。また、lは点Aを通るから、方程式
[サ]b^3−[シ]b^2+1=0
を得る。この方程式を解くと、b=[ス],[セソ]/[タ]であるが、lの傾きが
0でないことから、lの方程式は
y=([チツ]/[テ])x+[ト]/[ナ]
である。
点Aを頂点とし、原点を通る放物線をDとする。lとDで囲まれた図形のうち、
不等式x≧0の表す領域に含まれる部分の面積Sを求めよう。Dの方程式は
y=[ニ]x^2−[ヌ]x
であるから、定積分を計算することにより、S=[ネノ]/24となる。
※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マル1は{1}、
マーク部分の□は[ ]で表記しています。
※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、底がa真数がbの対数はlog[a]b
マル1は{1}、マーク部分の□は[ ]で表記しています。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=========================== お知らせ1 ===============================
AE個別学習室(えまじゅく)代表/プロ家庭教師の江間は、今のところ書籍を
8冊出しています。全て実際に授業で使用して、好評を得ています。
「やりなおしの中学英語を完成させる本」(総合科学出版)
「プロ家庭教師/翻訳者が教える『秘密の』中学英文法練習帳」
「プロ家庭教師・翻訳者が教える『最重要ポイントだけ』高校英文法問題集」
(前編・後編)
「10秒でわかる!高校数学1A『2次関数』の考え方」
「10秒でわかる!高校数学1A『三角比』の考え方」
「10秒でわかる!高校数学1A『命題と集合、データの分析』の考え方」
「10秒でわかる!高校数学1A『場合の数・確率』の考え方」(新刊)
下の7冊は電子書籍です。
全てアマゾンにて販売中です。
紙の書籍は全国書店やその他のオンラインショップでも販売中です。
★江間淳(えまあつし)の書籍一覧 → http://amzn.to/2lnKZdS
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 解説目次
◆1 導関数は傾きを表す
◆2 極値では導関数の値が0
◆3 積分は微分の逆で、面積
◆4 導関数なので微分
(以下略)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=========================== お知らせ2 ===============================
AE個別学習室(えまじゅく)では、生徒募集をしています。
来年度の入試に向けて、そろそろ家庭教師・個別指導を始めてみませんか?
・「やりなおしの中学英語を完成させる本」の著者、江間淳(代表)
・毎年江戸川取手中学にも合格者を出している、中学受験に強いK先生
・TOEICでも高得点を取得している北海道大学出身のT先生
・名門私立中学出身で、進学塾の教室長の経験もあるH先生
・江間淳の元教え子で、Jリーグのチームスタッフの経験もあるM先生
などが授業を担当します。
生徒さんのご希望を叶えることを最優先に考えて指導しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
詳しくは http://www.a-ema.com/j/ をご覧ください。
------------------------------------------------------------------------
■ 解説
(◆1〜3は省略します)
◆4 導関数なので微分
さてそれではこの辺で、今回の問題にいってみましょう!
まず「pを実数とし、f(x)=x^3−pxとする」とあります。
比較的シンプルな3次関数ですね。
そして、まず最初に聞いていることは、
「f(x)の導関数はf'(x)=[ア]x^[イ]−pである」
です。
早速出てきました。導関数。
導関数は微分した関数なので、f(x)を微分してみます。
それぞれの項について「次数を1下げて、もとの次数を係数に掛ける」ので、
f'(x)=3x^2−p
となります。
最初の設問はこれだけで完成!
よって、[ア]=3,[イ]=2
(以下略)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
解説の続き・解答や公式一覧などは・・・
【高校数学】読むだけでわかる!センター数学の考え方
http://www.mag2.com/m/0001641004.html
数学1A2B本試験の全問題を詳細に解説。\540/月。初月無料。火・金配信。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行者 江間淳(EMA Atsushi)
mm@a-ema.com http://www.a-ema.com/k/ https://twitter.com/A_EMA_RYU
------------------------------------------------------------------------