2018年07月06日

高校生向け英文解釈テキストのスタンダード「基礎英文問題精講」

「英文法のテキストは気に入ったものがあるけど、長文向けの練習には何を使ったらいいかわからない」という人も多いと思います。
そんな人にオススメなのが、英文解釈テキストのスタンダード「基礎英文問題精講」です。
多くの高校の副教材としても採用されていて、長年数多くの高校生に使用されています。
実は自分も高校生の頃、コレを使いました。英文読解の実力アップに大いに役立ってくれたと感じています。



◆概要
大学入試レベルの英文解釈を練習するためのテキストです。
1文の構造は複雑なものを中心に収録されていますが、語句は基礎〜標準、英文は5行程度と短いので、取り組みやすいと思います。
基本的に見開き2ページで1回分となっています。
左上に英文、右下にその和訳、残りのスペースに文法的な注意点、英文の構造や訳仕方のポイントなどが書かれています。
英文のテーマとしても、常識的で示唆に富んだものが多く、先人の考えを知るための「読み物」としても良いと思います。

◆基本的な使い方
まずは解説などは参照せずに、自分のできる範囲で和訳する
→模範訳と照らし合わせる
→自分の訳と違っている点があれば、解説などを参照し理解する
→もう一度訳してみて、最初の自分の訳や模範訳と比較して、ポイントを整理する
→数日後にもう一度訳してみる

◆このテキストの和訳をするときの留意点
「なんとなくこんなかんじ」で訳してしまわずに、英文の構造に即して論理的に、直訳を基本としつつ、日本語としてスムーズに意味が取れるような訳をできる限り正確に訳すように心がけてください。
例えば「このthatは関係代名詞で先行詞は○○だから、that以下が先行詞の○○を修飾していて、関係代名詞節は●●から△△までで・・・」のように、英文の構造の基づいて、全ての語句や表現がクリアな状態で訳することを一つの目標とします。
また、語句はほぼすべて基礎〜標準なので、もしわからない語句があったら、全て書き出して覚えるようにします。

◆さらにハイレベルを目指す人は
このテキストの英文を題材に「日本語→英語」までやることができれば、大学入試レベルの英語力としては完璧と言ってもいいくらいです!
もともと掲載されている模範訳から英訳するよりも、「まずは和訳をして、その自分の和訳をもとに英訳をする」のがオススメです。
後に英訳をすることを意識して和訳をすると、単に和訳をするよりも、自然と英文の構造を意識して、正確に訳することができるようになります。
このように練習すれば、英作文の練習になることはもちろん、英文解釈の練習としても、ワンランク上の完成度になるはずです。

◆まとめ
大学入試レベルの英文解釈テキストのスタンダード
英文は複雑だが、語句は易しめで、英文も短いので取り組みやすい!
和訳だけでなく英訳もやれば完璧!



このテキストの解釈などの質問も歓迎します。

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ラベル:英語
posted by えま at 11:00| Comment(0) | 参考書・問題集紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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