2018年12月21日

本日配信のメルマガ。2018年センター数学2B第2問[2] 積分

本日配信のメルマガでは、2018年大学入試センター試験数学2B第2問[2]を解説します。


【高校数学】読むだけでわかる!センター数学の考え方
 http://www.mag2.com/m/0001641004.html

の冒頭部分を配信していきます。
まずはこのメルマガで雰囲気を掴んでいただければ幸いです。


リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。


■ 問題

2018年センター試験数2Bより

第2問

[ 2 ] 関数f(x)はx≧1の範囲でつねにf(x)≦0を満たすとする。t>1の
とき、曲線y=f(x)とx軸および2直線x=1,x=tで囲まれた図形の面積を
Wとする。tがt>1の範囲を動くとき、Wは、底辺の長さが2t^2−2,他の
2辺の長さがそれぞれt^2+1の二等辺三角形の面積とつねに等しいとする。
このとき、x>1におけるf(x)を求めよう。

 F(x)をf(x)の不定積分とする。一般に、F'(x)=[ツ],W=[テ]が成り
立つ。[ツ],[テ]に当てはまるものを、次の{0}〜{8}のうちから一つずつ選べ。
ただし、同じものを選んでもよい。

{0} −F(t)  {1} F(t)  {2} F(t)−F(1)
{3} F(t)+F(1)  {4} −F(t)+F(1)  {5} −F(t)−F(1)
{6} −f(x)  {7} f(x)  {8} f(x)−f(1)

したがって、t>1において

  f(t)=[トナ]t^[ニ]+[ヌ]

である。よって、x>1におけるf(x)がわかる。


※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記して
います。

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■ 解説目次

 ◆1 導関数は傾きを表す
 ◆2 極値では導関数の値(=微分係数)が0
 ◆3 積分は微分の逆
 ◆4 f(x)はどんな関数?
 ◆5 面積は「上引く下で定積分」

(以下略)

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■ 解説

◆1〜3は省略します。


 ◆4 f(x)はどんな関数?

では今回の問題です。まずはどんな設定かよく確認しましょう!


[ 2 ] 関数f(x)はx≧1の範囲でつねにf(x)≦0を満たすとする。t>1の
とき、曲線y=f(x)とx軸および2直線x=1,x=tで囲まれた図形の面積を
Wとする。tがt>1の範囲を動くとき、Wは、底辺の長さが2t^2−2,他の
2辺の長さがそれぞれt^2+1の二等辺三角形の面積とつねに等しいとする。
このとき、x>1におけるf(x)を求めよう。


関数f(x)が与えられています。

このf(x)は、「x≧1の範囲でつねにf(x)≦0を満たす」そうです。
さらに、t>1でx=tという直線と、x=1という直線を考えます。

これらのグラフとx軸とで囲まれた図形の面積をWとしています。

つまりこれは・・・
1からtの区間でのf(x)の定積分の値とほとんど同じですね。

さらに、このWは、「底辺の長さが2t^2−2,他の2辺の長さがそれぞれ
t^2+1の二等辺三角形の面積と常に等しい」と定められています。

まとめると、

Wはxの関数で表されていて、そのWはtの式で表される二等辺三角形の面積と
同じになる。というわけです。


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 ◆5 面積は「上引く下で定積分」

続いて、「F(x)をf(x)の不定積分とする」とあります。
そして、選択肢から当てはまる式(値)を選ぶ問題になっています。

選択肢は

{0} −F(t)  {1} F(t)  {2} F(t)−F(1)
{3} F(t)+F(1)  {4} −F(t)+F(1)  {5} −F(t)−F(1)
{6} −f(x)  {7} f(x)  {8} f(x)−f(1)

です。

F(x)はf(x)を積分したものなので、F(x)を微分すれば・・・


(以下略)


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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・

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ラベル:数学
posted by えま at 10:12| Comment(0) | メルマガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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