2019年03月22日

高校数学「因数分解」やや複雑な式の因数分解

高校数学「因数分解」やや複雑な式の因数分解

問題「a^2−ab+5a−2b^2−b+6を因数分解せよ」

因数分解は、基本的に、共通因数をくくったり、公式を使ったりという方法でやりますが、この問題の式のような場合は、このままではどちらもやることができません。
aの2乗もbの2乗もあり、a,bもabもあり、数字だけの項もある。
一見して収拾がつきません。

そんなときは、まず、どちらか片方の文字について整理するとよいです。
この場合は、aについて整理してみると、

(与式)=a^2+5a−ab−2b^2−b+6
   =a^2+(5−b)a−2b^2−b+6

となります。
bを定数とみなして、aの2乗、a,定数の順に並べ直した。というわけですね。
こうすると、aの2次式と見ることができます。

定数部分はbの2次式になっているので、その部分を因数分解してみると、

   =a^2+(5−b)a−(2b^2+b−6)
   =a^2+(5−b)a−(2b−3)(b+2)

このようになります。
全体をaの2次式とみなすと・・・よく見れば、あとは中学レベルの因数分解と同じですね!
掛けたら−(2b−3)(b+2),足したら(5−b)になるような組み合わせを考えればOK!です。

   =(a−2b+3)(a+b+2)

いろいろ組み合わせを考えてみると、合う場合はこれですね!


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ラベル:数学
posted by えま at 23:18| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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