x+y+z=0のとき、x^3+y ^3+z^3=3xyzであることを証明せよ。
この問題の証明をすることを考えてみます。
等式の証明は、前回の記事でも述べたように、A−B=0を証明するなどの方法ですることができます。
今回の問題のように、「x+y+z=0」という条件がある場合は、これを活用しなければ、普通はできないようになっています。
x+y+z=0を移項して、x+y=−zとしてみましょう。
これはつまり、「x+yがあれば、−zに置き換えられる」ということを意味します。
与式を変形して、x+yの形を作ることをめざしましょう!
(左辺)=x^3+y^3+z^3
=(x+y)(x^2−xy+y^2)+z^3
=(x+y){(x+y)^2−3xy}+z^3
因数分解の公式を利用して、このように変形してみると、x+yが出てきました。−zに置き換えてみましょう!
=(−z){(−z)^2−3xy}+z^3
=(−z)(z^2−3xy)+z^3
=−z^3+3xy+z^3
=3xy
=(右辺)
ということで、左辺と右辺が等しいことが証明できました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学