2019年04月24日

高校化学「物質の構成」「化学結合」「沸点」

高校化学「物質の構成」「化学結合」「沸点」

Cl2,HCl,NaCl

これら3つの物質のうち、最も沸点が高いと考えられる物質を選び、その理由を考えます。

3つともClが入っているので、似た物質だな〜
同じ元素が入っていれば沸点もだいたい同じだな〜
この中で分子量(式量)が一番大きいのはCl2だから、沸点が一番高いのはCl2だな〜

と思った人もいるかと思います。

結合の種類が同じならば、分子量等が大きい(重い)物質ほど沸点が高い傾向があるのは正しいですが、よく見てみれば、結合の種類が違う物質が一つだけありますね?

NaClは塩化ナトリウムでイオン結合です。塩です。塩水ではありません。塩です。塩は加熱してもなかなか沸騰しませんよね?
残り2つは分子間力による結合で結びつきます。

分子間力よりもイオン結合の方が遙かに結合力が強いので、NaClが沸点が高い。

ということができます。

どれか選ぶだけなら、「あ、塩素か〜。塩化水素か〜。塩?塩だけ固体だよね。塩が沸点高いでしょ」というかんじでOKです。


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posted by えま at 09:21| Comment(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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