2019年06月14日

高校数学「2点間の距離」「軌跡」「三平方の定理」

高校数学「2点間の距離」「軌跡」「三平方の定理」

基本的な軌跡の問題では、移動する点Pを考えて、「AP=BP」の形で立式することがあります。
これを計算するためには、たいていは「AP^2=BP^2」とする必要があります。

「なぜ2乗しなければいけないのですか?」と質問すると、物知り顔で「そういうルールだから」「2乗したらマイナスがプラスになるから」などと苦し紛れの説明をする人もいますが、そんなアブない考えに基づいてではなく、必然的に2乗する必要があるので2乗するのです。

この記事では、なぜこの場合、2乗が必要なのか解説します。


まずはじめに当然ですが、APはAとPの距離、BPはBとPの距離を表します。

2点間の距離は、三平方の定理を使って表すことができます。
三平方の定理を使って表される辺の長さは、必然的に√がつきますね?
a^2+b^2=c^2だから、c=√(a^2+b^2)です。
詳しい座標等はここでは省略しますが、つまりは、AP=√●●,BP=√◆◆という形でAP,BPは表すことができます。

この形で表した2つの辺の長さが等しいのだから、

√●●=√◆◆

ですね。
この式を計算しようとして、移項してまとめようとしても、ルートの中身が違っている場合そのままでは計算できません。
計算するためには、いったん√を外す必要があります。
√を外すためには、両辺を2乗!です。

だから、AP=BPを計算するためには、両辺を2乗する必要がある。というわけです。


具体的な問題等の解説は後日掲載するかも知れません。リクエストがあればお気軽にどうぞ!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         無断転載等はご遠慮ください。(c)江間淳


ラベル:数学
posted by えま at 08:43| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN