解答★高校数学意外と解けない?問題 数学2B「微分」「定義に従った微分」「平均変化率」
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関数f(x)=x^2−2x+3について、次の問いに答えよ。
(1) xが1から3まで変化するときの平均変化率を求めよ。
(2) f'(x)を定義に従って求めよ。
(1)
平均変化率とは、結局は変化の割合です。
だから、
平均変化率=yの増加量/xの増加量
で求めることができます。
{f(3)−f(1)}/(3−1)
={9−6+3−(1−2+3)}/2
=(6−2)/2
=4/2
=2
(2)
微分の本来の意味は、(1)で考えた平均変化率の2点の間隔が限りなく小さくなった場合の式や値のことです。
すなわち、
lim[h→0]{f(x+h)−f(x)}/{(x+h)−x}
これをそのまま計算するのが「定義に従った微分」です。
lim[h→0]{(x+h)^2−2(x+h)+3−(x^2−2x+3)}/(x+h−x)
=lim[h→0](x^2+2xh+h^2−2x−2h+3−x^2+2x−3)/h
=lim[h→0](x^2−x^2+2xh−2x+2x+h^2−2h+3−3)/h
=lim[h→0](2xh+h^2−2h)/h
=lim[h→0](2x+h−2)
=2x−2
もちろん、公式に従った微分でもまったく同じ式が得られます。
この考え方を使った応用問題もあるので、できるだけ、定義に従った微分もできるようにしておきましょう!
このコーナーでは、「基本だし、わかれば難しくないけど、意外と解けない人が多い問題」を中心に掲載していきます。
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2019年06月24日
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