高校物理「力学」「惑星の運動」「運動方程式」
惑星が、太陽のまわりを等速円運動しているとする。太陽の質量をM,惑星の質量をm,惑星の公転の速さをv,軌道半径をr,万有引力定数をGとする。
(1) 惑星の等速円運動の運動方程式を示せ。
運動方程式なので、F=maです。
F=maに、与えられた値を利用して代入していけばいい。と考えます。
まず、万有引力の大きさFは、次の式で表されます。
F=G(m1m2/r^2)
今回の問題では、m1=M,m2=mと考えて、太陽と惑星の間にはたらく引力は、
F=GMm/r^2 ・・・@
ですね。
これが惑星にはたらく向心力です。F=maのFです。
運動方程式を示すためには、あとは、aを表す必要がありますね。
等速円運動の運動方程式においてaは向心加速度なので、円運動の公式を用いて、aを表します。
a=rω^2=v^2/rだから、今回の問題で与えられているパラメータを使うと、a=v^2/r・・・Aです。
F=maに、@,Aを代入して、
GMm/r^2=m・v^2/r
問いは「示せ」というだけでなので、ここで終わりでも構いませんが、両辺にr^2/mを掛けると少しすっきりした式になります。
GM=v^2・r
次の問題→(1)の運動方程式を用いて、ケプラーの第3法則T^2/r^3=kを導け。
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2019年06月30日
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