2019年06月30日

高校物理「力学」「惑星の運動」「運動方程式」

高校物理「力学」「惑星の運動」「運動方程式」

惑星が、太陽のまわりを等速円運動しているとする。太陽の質量をM,惑星の質量をm,惑星の公転の速さをv,軌道半径をr,万有引力定数をGとする。

(1) 惑星の等速円運動の運動方程式を示せ。

運動方程式なので、F=maです。
F=maに、与えられた値を利用して代入していけばいい。と考えます。

まず、万有引力の大きさFは、次の式で表されます。

F=G(m1m2/r^2)

今回の問題では、m1=M,m2=mと考えて、太陽と惑星の間にはたらく引力は、

F=GMm/r^2  ・・・@

ですね。
これが惑星にはたらく向心力です。F=maのFです。

運動方程式を示すためには、あとは、aを表す必要がありますね。
等速円運動の運動方程式においてaは向心加速度なので、円運動の公式を用いて、aを表します。

a=rω^2=v^2/rだから、今回の問題で与えられているパラメータを使うと、a=v^2/r・・・Aです。

F=maに、@,Aを代入して、

GMm/r^2=m・v^2/r

問いは「示せ」というだけでなので、ここで終わりでも構いませんが、両辺にr^2/mを掛けると少しすっきりした式になります。

GM=v^2・r


次の問題→(1)の運動方程式を用いて、ケプラーの第3法則T^2/r^3=kを導け。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         無断転載等はご遠慮ください。(c)江間淳


posted by えま at 03:12| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN