2019年07月06日

解答★高校物理基本問題「運動方程式」

解答★高校物理基本問題「運動方程式」

質量10kgの物体がなめらかな水平面上に置かれている。重力加速度を9.8m/s^2として次の問いに答えよ。

(1) この物体にはたらく重力を求めよ。

重力も力なので、F=maで全く問題ありません。
Fは力(N),mは質量(kg),aは加速度(m/s^2)ですね。

(重力)=10×9.8=98[N]


(2) この物体を30Nの力で水平方向に引っ張ったときの、物体の加速度を求めよ。

これも運動方程式F=maで解決します。
物体の質量10kg,力30Nがわかっているので、F=maに代入して、

30=10a
 a=3

有効数字を2桁とすれば、3.0[m/s^2]


(3) この物体が水平方向に0.50m/s^2の等加速度運動をするとき、物体にはたらく水平方向の力は何Nか求めよ。

今度は加速度がわかっています。
だから特別な方程式を・・・なんてことはありません(笑)
質量10kg,加速度0.50を代入すると、

F=10×0.50=5

有効数字を2桁とすれば、5.0[N]

(2), (3)では「なめらかな水平面上」の「水平方向」の運動なので摩擦力も働かず、鉛直方向の力はつり合っているので、重力については考慮する必要がありませんでした。


(4) この物体が鉛直上方に0.50m/s^2の等加速度運動をするとき、物体にはたらく鉛直上向きの力は何Nか求めよ。

鉛直上方に運動するということは、重力に逆らって上向きに動かすので、重力よりも大きい力が必要です。

つまり、

「重力」+「0.50m/s^2の加速度を生じる分の力」を加えた場合に、鉛直上方に0.50m/s^2の等加速度運動をするはずです。

重力は(1)で求めた98N,0.50m/s^2の加速度を生じる力は(3)で求めた5.0Nなので、

98+5=103[N]

というわけです。


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posted by えま at 12:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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