高校生物「免疫」「二次応答」「体液性免疫」
免疫に関する重要ポイントに「二次応答」があります。
二次応答とは、一度排除した抗原と同じ抗体が体内に侵入したときに起こる急速で強い免疫反応です。
1回目の抗原刺激によって分化したB細胞とヘルパーT細胞の一部は「免疫記憶細胞」として残っており、2回目以降の抗原刺激があれば、急速に抗体を産生するようになります。
この性質を利用しているのが予防接種です。
一度注射をして一次応答が起こり、ある病原体の情報を持つB細胞とヘルパーT細胞が体内に存在していれば、同じ病原体が体内に侵入したときに、すぐに抗体を産生して、病気にかかりにくくなったり、かかったとしても重症化しにくくなる。というわけですね。
この二次応答に関して、血液中の抗体量を縦軸に、日数や時間を横軸に取ったグラフを使った問題がよく出題されます。
たいていは盛り上がった場所が2カ所あり、1カ所目は小さな山、2カ所目は大きな山になっているグラフになっていると思います。
1カ所目の小さな山が「一次応答」、2カ所目の大きな山が「二次応答」です。
一次応答の時点では、免疫記憶細胞がないので、抗体の産生に時間がかかり、抗体量も少ない。
二次応答では、免疫記憶細胞があるので、即座に大量に抗体が産生される。
と理解できます。
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2019年09月03日
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