高校数学「2次不等式」「全ての実数」「判別式」@
■問題
2次不等式2x^2−kx+k+1>0の解が全ての実数であるような定数kの値の範囲を求めよ。
■考え方
不等式の解が全ての実数であるならば、2次関数のグラフと横軸との共有点がないので・・・
解説はこのページ下
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■解答解説
今回の問題の2次式は、x2乗の係数がプラスだから下に凸の2次関数になるので、
「不等式の解が全ての実数」というのは、「2次関数とx軸の共有点がない」と同じ意味を表します。
2次関数とx軸の位置関係は判別式D=b^2−4acで調べることができます。
共有点を持たないときは、D<0です。
2x^2−kx+k+1>0なので、D=b^2−4acに、a=2,b=−k,c=k+1を代入して、
D=(−k)^2−4×2×(k+1)
=k^2−8k−8<0
解の公式に代入して、
k=[−(−8)±√{(−8)^2−4×1×(−8)}]/2×1
={8±√(64+32)}/2
=(8±√96)/2
=(8±4√6)/2
=4±2√6
D<0なので、これら2つの解の間が求める範囲だから、
4−2√6<k<4+2√6
次の問題→解が全ての実数の2次不等式A
関連項目
判別式
xの値にかかわらず常に成り立つ2次不等式
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2019年10月24日
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