2019年10月24日

高校数学「2次不等式」「全ての実数」@

高校数学「2次不等式」「全ての実数」「判別式」@

■問題
2次不等式2x^2−kx+k+1>0の解が全ての実数であるような定数kの値の範囲を求めよ。


■考え方
不等式の解が全ての実数であるならば、2次関数のグラフと横軸との共有点がないので・・・


解説はこのページ下


この書籍も参考にしてください。


■解答解説

今回の問題の2次式は、x2乗の係数がプラスだから下に凸の2次関数になるので、
「不等式の解が全ての実数」というのは、「2次関数とx軸の共有点がない」と同じ意味を表します。

2次関数とx軸の位置関係は判別式D=b^2−4acで調べることができます。

共有点を持たないときは、D<0です。

2x^2−kx+k+1>0なので、D=b^2−4acに、a=2,b=−k,c=k+1を代入して、

D=(−k)^2−4×2×(k+1)
 =k^2−8k−8<0

解の公式に代入して、

k=[−(−8)±√{(−8)^2−4×1×(−8)}]/2×1
 ={8±√(64+32)}/2
 =(8±√96)/2
 =(8±4√6)/2
 =4±2√6

D<0なので、これら2つの解の間が求める範囲だから、

4−2√6<k<4+2√6


次の問題→解が全ての実数の2次不等式A


関連項目
判別式
xの値にかかわらず常に成り立つ2次不等式


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posted by えま at 19:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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