高校物理「交流」「コイル」「実効値」
コイルL[H]に実効値100V,周波数50Hzの交流電源を接続する。回路を流れる電流の実効値を1.0Vにするためには、自己インダクタンスL[H]はいくらにすればよいか求めよ。
コイルのリアクタンスは抵抗に相当します。交流電流の実効値を用いた場合でも、オームの法則が成り立ちます。
解答解説はこのページ下に掲載します。
センター過去問
コイルのリアクタンスをXLとすると、XL=ωLです。
さらに、ω=2πfなので、XL=2πfLということができます。
オームの法則より、V=RIで、R=XL=2πfLだから、
V=2πfLI
と表すことができます。
この式ができれば、それぞれの値を代入してLについて解くだけです。
まずはL=●●の形に直してみましょう!
2πfLI=Vより、L=V/2πfI
これに、V=100,f=50,I=1.0,π=3.14を代入して、
L=100/(2×3.14×50×1.0)
=1/3.14
=0.318…
有効数字を2桁とすると、L=0.32[H]
コンデンサーの場合
抵抗の場合
関連事項
交流、角周波数
実効値
コイルのリアクタンス
電気・磁気まとめ
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2019年10月25日
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