2019年11月08日

大学入試への民間試験導入見送りについて

少し前の話になりますが、来年度に予定されていた英語の民間試験の大学入試への導入が見送られましたね。

多くの人が言っていたように、受験料や公平性の面で問題があったのは明らかです。自分も以前の記事で、大学入試に民間試験を導入するのは不適切だと書いていました。
当然の決定だと思います。

リーディングとリスニングが一定のレベルに達していれば、多少の個人差はあれど、ライティングとスピーキングもそれに応じたレベルになることが知られています。
つまり、従来のセンター試験のリーディングとリスニングの試験で、ライティングとスピーキング能力もある程度測れている。ということができます。
4技能を測りたいという意図はもちろん良いと思いますが、実際に試験で4技能全ての試験を課す必要はない。今までのセンター試験で充分に4技能の習得度合いを推定することができると考えられます。

その必要がないのに、無理矢理に(?)拙速に民間試験導入を決めたのは、他の意図があるのかも知れませんね。
英語の民間試験導入に際しての議事録が公開されることになりましたので、どういう経緯で、どういう目的で決まったのかチェックしていきたいと思います。
posted by えま at 10:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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