2019年12月14日

高校数学「常用対数」「桁数」A

高校数学「常用対数」「桁数」A

(1/5)^10を小数で表した場合、小数第何位にはじめて0でない数が現れるか求めよ。ただし、log[10]2=0.3010とする。


前回の問題は底が1より大きかったので掛ければ掛けるほど値が大きくなるから「何桁の数か?」でした。今回の問題は底が1より小さいので、掛ければ掛けるほど値が小さくなっていきます。


解答解説はこのページ下


解法の習得に役立つ問題集です。



「何桁の数か?」でも「小数第何位に初めて0でない数が現れるか?」でも、やることは基本的に同じです。
まずは常用対数の値を求めます。

 log[10]{(1/5)^10}
=10・log[10](1/5)

問題文にはlog[10]2の値しか書いてないので、1/5を2で表すことを考えます。
底は10なので、10と2を使って表せば、最終的にlogを消すことができます。
ならば・・・1/5=2/10としてみると良さそうですね!

=10・log[10](2/10)
=10(log[10]2−log[10]10) ←真数の割り算は対数の引き算
=10(0.3010−1)
=10×(−0.6990)
=−6.99

前回の問題と同様に、ここで基本的な値から確認してみましょう。

10^(-1)=0.1
10^(-2)=0.01

これらの間の値を考えてみると、10^(-1.5)は、0.1と0.01の間の値なので、小数第2位に初めて0でない数が現れます。

今回の問題でも同様に考えてみると、

−7<−6.99<−6

なので、小数第7位に初めて0でない数が現れる。ということがわかります。


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ラベル:数学
posted by えま at 15:16| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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