2019年12月18日

高校物理「力学」「万有引力」B

高校物理「力学」「万有引力」B

質量mの人工衛星が、質量Mの地球の中心から距離rの円軌道上を回っている。以下の問いに答えよ。ただし、万有引力定数をGとし、万有引力による位置エネルギーの基準を無限遠とする。
(1) 人工衛星の速さを求めよ。
(2) 人工衛星の円運動の周期を求めよ。
(3) 人工衛星の力学的エネルギーをG,r,M,mで表せ。



力学的エネルギーは要するに、運動エネルギーと位置エネルギーの和です。


解き方の習得におすすめの問題集です。




「力学的エネルギー=運動エネルギー+位置エネルギー」なので、ここまでわかっていることを用いて、それぞれのエネルギーを表し合計するだけです。

まず、運動エネルギーは、一般的に、K=(1/2)mv^2ですね。
そして(1) 人工衛星の速さを求めよ。で、v=√(GM/r)を求めているので、これを代入すると、

K=(1/2)m×{√GM/r)}^2
 =(1/2)m×(GM/r)
 =GMm/2r

そして、万有引力による位置エネルギーは、「U=−G(Mm/r)」ですね。
これはそのまま問題で与えられた値そのままです。

よって、求める力学的エネルギーをEとすると、

E=K+U
 =GMm/2r−G(Mm/r)
 =GMm/2r−2GMm/2r
 =−GMm/2r


前の問題→(2) 人工衛星の円運動の周期を求めよ。


◆関連項目
地球の公転
円運動・万有引力まとめ


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posted by えま at 10:04| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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