■ 問題
対数方程式log[2](x+3)+log[2]x=2を解け。
■ 選択肢
この問題を解くためには、まず最初に何をすればいいでしょうか?
@左辺は足し算なので、log[2](x+3+x)=2よりlog[2](2x+3)とする
A左辺は足し算なので、log[2]{(x+3)x}よりlog[2](x^2+3x)とする
Blogは無視して、2(x+3)+2x=2とする
Cとりあえず両辺を2乗する
解答解説はこのページ下
解法の習得に役立つ問題集です。
■ 選択肢の解答
A左辺は足し算なので、log[2]{(x+3)x}よりlog[2](x^2+3x)とする
log[a]b+log[a]c=log[a]bc
つまり、「対数の足し算は真数のかけ算」です。
■ 解答解説
方程式を解くときは、まずはじめに、できるだけ簡単な形にするのが大原則です。
対数は2個以上あると、指数と対数の関係式a^b=cならばlog[a]c=bを使うのが難しいので、できるだけ1個にすることを考えます。
そのために、log[a]b+log[a]c=log[a]bcが使える。というわけです。
log[2](x+3)+log[2]x=2
log[2](x^2+3x)=2
ここで、指数と対数の関係より、x^2+3x=2^2です。あとはこれを解いて、
x^2+3x=4
x^2+3x−4=0
(x+4)(x−1)=0
よって、x=−4,1
ここで注意が必要です。
対数方程式の場合、「真数条件」を考えなければいけない場合があります。
「真数条件」とは、「底が正の数ならば真数も正の数」ということです。
「底が2ならば、2を何乗してもマイナスにはならない」ですよね?2乗したら4,3乗したら8,−1乗は1/2,−2乗は1/4などなど。
今回の問題では、与式の真数は、x+3とxなので、これらがともに正の数でなければいけません。
つまり、x+3>0,x>0です。これらの共通範囲はx>−3なので、x=−4,1のうちx=−4は不適です。
よって、この方程式の解はx=1ですね!
log[2](x+1)=3は、2^3=x+1と書き直すことができますね。
あとはこれを普通に解けばOKです。
2^3=x+1
8=x+1
x=8−1
x=7
次の問題→対数の2次方程式
前の問題→log[2](x+1)=3
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ラベル:数学