2019年12月19日

高校数学「対数方程式」C

高校数学「対数方程式」C

■ 問題

対数方程式(log[2]x)^2+log[2]x−6=0を解け。


■ 選択肢

この問題を解くためには、まず最初に何をすればいいでしょうか?

@log[2]x=tとおく
A−6を右辺に移項する
B対数の足し算だから、真数同士をかけ算する
C底の変換公式を使う


解答解説はこのページ下


解法の習得に役立つ問題集です。



■ 選択肢の解答

@log[2]x=tとおく

与式はlog[2]xについての2次式となっているので、log[2]xをtなどの文字で置き換えると、式が見慣れた形になり解きやすくなります。
慣れている人は、置き換えずにやってもOKです。


■ 解答解説

log[2]xをtに置き換えると、

t^2+t−6=0

となります。
ごく普通の2次方程式ですね。
因数分解すれば、

(t+3)(t−2)=0

です。よって、tの値は、

t=−3,2

これで終わり!・・・ではありません。
tは自分で置いた文字なので、この値を出しただけでは、問いで聞いている「解」を求めたことになりません。
これらのときのxの値を求める必要があります。

t=log[2]xなので、

t=−3のとき、log[2]x=−3すなわちx=2^(-3)=1/8
t=2のとき、log[2]x=2すなわちx=2^2=4

よって、求める解はx=1/8,4


次の問題→底がそろってない場合
前の問題→対数の足し算を含む方程式


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ラベル:数学
posted by えま at 23:44| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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