2019年12月22日

高校物理「交流電流」「RLC回路」B

高校物理「交流電流」「RLC回路」B

抵抗R,コイルL,コンデンサーCを直列に接続し、交流電源に接続した。この回路の抵抗Rの電流Iは時間tの関数I=8.0sin100πtで表されるとする。抵抗、コイル、コンデンサーの電圧の最大値がそれぞれ、32V,72V,48Vのとき、次の問いに答えよ。
(1) 交流の周波数fを求めよ。
(2) 抵抗値Rを求めよ。
(3) コイルのリアクタンスXL,コンデンサーのリアクタンスXCを求めよ。



交流電源は周期的に電圧が変化し、それに伴い、コイルやコンデンサーの「抵抗値」は変化します。
この「抵抗値」をリアクタンスと呼びます。


解き方の習得におすすめの問題集です。



コイルのリアクタンスXL=ωL,コンデンサーのリアクタンスXC=1/ωC
という公式がありますが、今回は電流と電圧が与えられている(読み取れる)ので、これらの公式を使うまでもなく、オームの法則によってリアクタンスを求めることができます。

ある特定の瞬間のリアクタンスは、抵抗と同じはたらきをするので、オームの法則R=V/Iによって求めることができます。

電流の最大値I0=8.0Aで、コイルの電圧の最大値は問題文より72Vだから、

XL=72/8=9.0[Ω]

コンデンサーの電圧の最大値は48Vだから、

XC=48/8=6.0[Ω]


次の問題→自己インダクタンス、電気容量
前の問題→抵抗値


◆関連項目
50Hzの交流の角周波数と周期
電気・磁気まとめ


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posted by えま at 23:47| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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