高校物理「気体の状態変化」「断熱変化」
単原子分子の理想気体4.0molがシリンダーの中に入っている。熱の出入りがないようにして気体を膨張させたところ、気体は外部に3.6×10^3Jの仕事をした。気体の内部エネルギーの変化と気体の温度変化を求めよ。ただし、U=(3/2)nRTにおいて、R=8.3とする。
仕事とエネルギーの単位は同じですね。
温度変化についてはU=(3/2)nRTを用います。
解き方の習得におすすめの問題集です。
仕事事の単位とエネルギーの単位は同じで、J(ジュール)ですね。
だから、「仕事=エネルギー」となることがあります。
気体が「外部に3.6×10^3Jの仕事をした」ということは、それだけのエネルギーを消費したので、気体の内部エネルギーは3.6×10^3Jだけ減少しているはずです。
よって、気体の内部エネルギーの変化は、−3.6×10^3J
次に、気体の温度変化について考えます。
単原子分子の理想気体のエネルギーと温度に関しては、次の式が成り立つことが知られています。
U=(3/2)nRT
Uがエネルギーで、nが物質量、Rは気体定数、Tは絶対温度です。
エネルギーと温度の変化について考える場合、それぞれにΔをつけて、
ΔU=(3/2)nRΔT
と書き換えることができます。
今回の問題では、ΔU=−3.6×10^3,n=4.0,R=8.3なので、
−3.6×10^3=(3/2)×4.0×8.3×ΔTより、
ΔT=(−3.6×10^3)/(4.0×8.3)
=−(0.9×10^3)/8.3
=−72.2…
≒−72[K]
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2020年01月03日
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