2020年01月06日

高校数学「数列」「Snがわかっているとき」@

高校数学「数列」「Snがわかっているとき」@

■ 問題

数列{an}の初項から第n項までの和Snと一般項anの関係式がan=2Sn+2n−3で表されるとき、次の問いに答えよ。
(1) a1を求めよ。



■ 選択肢

このときはどうすればはいいでしょうか?

@a1は書いてないから出せない
Aa1は初項で、数列は1から始まるからa1=1
Bnに1を代入する。S1は・・・書いてないので無視する
Cnに1を代入する。さらにS1=a1に置き換える


解答解説はこのページ下


解法の習得に役立つ問題集です。



■ 選択肢の解答

Cnに1を代入する。さらにS1=a1に置き換える

初項a1は、n=1のときなので、与式のnに1を代入してみればOKです!


■ 解答解説

与式an=2Sn+2n−3にn=1を代入すると、

a1=2S1+2−3

ここで、S1とは「第1項目までの和」だからすなわちa1です。
S1に含まれる項はa1しかありませんね。
だから、S1=a1です。

a1=2a1+2−3
−a1=−1
 a1=1


ちなみに、「Aa1は初項で、数列は1から始まるからa1=1」の選択肢が、a1の値としては正しくなってしまったのは偶然です(笑)
初項だからといって、必ずしも1になるとは限りません。


次の問題→an+1とanの関係式


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ラベル:数学
posted by えま at 14:25| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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