■ 問題
△ABCにおいて、辺ABを2:1に内分する点をD,辺BCの中点をMとし、線分DCと線分AMの交点をEとする。→AB=→b,→AC=→cとするとき、→AEを→b,→cを用いて表せ。
■ 選択肢
このとき普通は何をすればいいでしょうか?(複数選択)
@EはAM上にあるので、→AE=k・→AMとおく
AEはCDをt:1−tに内分すると考えて、CE:ED=t:1−tとおく
BEはCDの真ん中なので、→AE=(→AD+→AC)/2とする
C→AEを2通りの方法で表して、イコールで結ぶ
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解法の習得に役立つ問題集です。
■ 選択肢の解答
@EはAM上にあるので、→AE=k・→AMとおく
AEはCDをt:1−tに内分すると考えて、CE:ED=t:1−tとおく
C→AEを2通りの方法で表して、イコールで結ぶ
三角形の頂点から対辺に直線を引き、交点を考える場合は、このように考えると解けることが多いです。
■ 解答解説
まずは、点EはAM上にあることから、→AE=k・→AMと表すことができます。(選択肢@)
さらに、点MはBCの中点なので、中点の公式(1:1に内分する場合)より、→AM=(→b+→c)/2と表すことができます。
これらを組み合わせると、
→AE=k(→b+→c)/2
次に、点EはCD上にあることから、CDをt:1−tに内分すると考えて、内分の式を作ります。(選択肢A)
→AE={(1−t)・→AC+t・→AD}/(t+1−t)
DはABを1:2に内分するので、→AD=(2/3)・→AB=(2/3)・→bとして、整理すると、
→AE=(1−t)・→c+(2/3)t・→b
→AEを2通りの方法で表しました。同じベクトルなので、イコールで結ぶことができます。(選択肢C)
k(→b+→c)/2=(1−t)・→c+(2/3)t・→b
(k/2)・→b+(k/2)・→c=(2/3)t・→b+(1−t)・→c
両辺の係数を比較すると、
k/2=(2/3)t,k/2=1−t
よって、(2/3)t=1−tより、t=3/5
t=3/5を代入して、k/2=(2/3)・(3/5)より、k=4/5が得られます。
→AE=k(→b+→c)/2にk=4/5を代入して、
→AE=(4/5)(→b+→c)/2
=(2/5)・→b+(2/5)・→c
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ラベル:数学