2020年01月20日

高校数学「等差数列」F「a=−29,d=3の和が正の数になるとき」

高校数学「等差数列」F「a=−29,d=3の和が正の数になるとき」

■ 問題

初項が−29,公差が3の等差数列{an}について次の問いに答えよ。
(1) 一般項を求めよ。
(2)第n項目までの和Snを求めよ。

(3)Snが初めて正の数になるnの値を求めよ。


この記事では、(3)を解説します。
等差数列の和なので、もちろん、Sn=(n/2){2a+(n−1)d}を使います。


解答解説はこのページ下


解法の習得に役立つ問題集です。



■ 解答解説

Sn=(n/2){2a+(n−1)d}に、a=−29,d=3を代入します。

Sn=(n/2){−29×2+(n−1)×3}
 =(n/2)(−58+3n−3)
 =(n/2)(3n−61)

ここまでは前回の問題で求めました。

これがSnを表していて、問題ではSnが正の数になるときを聞いているので、Sn>0で解きます。

(n/2)(3n−61)>0

n≧1なので、n/2>0だから、3n−61>0ならばSn>0になります。

3n−61>0
   3n>61
    n>61/3

よって、はじめてSn>0となるのは第21項目


前の問題→a=−29,d=3の和


関連項目
等差数列・等比数列


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ラベル:数学
posted by えま at 11:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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