この記事では、三角関数のサインの加法定理について解説します。
「30°60°90°」「45°45°90°」に当てはまらない場合に、加法定理を使うと解決できる場合があります。
加法定理を使えば、sin75°やcos105°なども求めることができます。
↓三角方程式などの三角関数の問題の解き方がマスターできるテキストです↓
10秒でわかる高校数学2B「三角関数」の考え方
「久しぶりの三角関数、分かりやすく直感で問題の解く方向が分かり楽しかった」などのコメントいただいています。ありがとうございます!
三角関数に慣れていない人はsin75°を出そうとすると、
sin75°=sin30°+sin45°
などとやってしまいがちです。もちろんこれは間違いです。
sin75°は「75°のときのy/r」、sin30°は「30°のときのy/r」、sin45°は「45°のときのy/r」を意味しているので、sin75°とsin30°+sin45°は等しくありません。
これが等しくならないから、どうしたらいいかというと、「加法定理」を使う必要があるのです。
sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ
これがサインの「加法定理」の公式です。
sin75°ならば、α=30°,β=45°として計算します。
sin75°=sin30°cos45°+cos30°sin45°
=(1/2)(1/√2)+(√3/2)(1/√2)
=1/2√2+√3/2√2
=(1+√3)/2√2
=(√2+√6)/4
ちなみに、ここでは有理化は最後にしましたが、最初に1/√2=√2/2としてから計算してもOKです!
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プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
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ラベル:数学