■ 問題
x^2−x+3=0の解をα,βとするとき、α+β,αβの値を求めよ。
前回の解説では、ノーマルに「解と係数の関係」を用いましたが、ここでは普通に2次方程式を解いてみたいと思います。
解答解説はこのページ下
解法の習得に役立つ問題集です。
■ 解答解説
解と係数の関係を使わなくても、α+β,αβなどの値を求めることができます。
普通に解の公式で解いてみましょう!
x^2−x+3=0なので、a=1,b=−1,c=3を代入すると、
x=[−(−1)±√{(−1)^2−4×1×3}]/2×1
={1±√(1−12)}/2
=(1±√11i)/2
虚数になりましたが、解が二つ出ました。
これらがα,βです。
あとは、普通に足したり掛けたりすれば、α+β,αβが出ます。
すごく大変に見えると思いますが、やってみると意外とそれほどでもありません。
α+β=(1+√11i)/2+(1−√11i)/2
=(2/2)
=1
αβ={(1+√11i)/2}{(1−√11i)/2}
=(1+√11i)(1−√11i)/4
={1^2−(√11i)^2}/4
={1−(−11)}/4
=(1+11)/4
=12/4
=3
αβが少し大変だったかも知れませんが、ただ単に、2次方程式の解を出して、計算しただけで求めることができました。
「解と係数の関係の公式がわからないと不可能」というわけではないことがわかってもらえましたか?
模範解答の通りでなくても、「がんばれば何とかなる」場合もある。ことは、頭に入れておくと良いと思います。
関連問題
解と係数の関係の公式を使った場合
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ラベル:数学