2020年06月13日

高校物理「力学」「重力」「W=mg」

高校物理「力学」「重力」「W=mg」

★重力(gravity)

質量m[kg]の物体が地球から受ける重力の大きさW[N]は、重力加速度g[m/s^2]を用いて、次の式で表されます。

W=mg

つまり、「重力は質量と重力加速度の積」です。

重力加速度は通常、g=9.8なので、質量の9.8倍が重力となります。
1kgの物体には、9.8Nの重力がかかります。

中学では「100gの物体にかかる重力を1Nとする」のように言われていたと思いますが、本当はこれはW=mgを簡略したものです。
100g=0.1kgなので、0.1×9.8=0.98Nだから、四捨五入すると1Nというわけです。

中学理科をしっかりマスターしている人は、このことを思い出せば、W=mgを理解しやすくなりますね!


また、W=mgは、運動方程式F=maの文字を書き換えただけ。という見方もできます。

重力Wについて考えるときは加速度aは重力加速度gを用いるので、F=maをW=mgに書き換えたのですね。

このように、物理の公式は、見た目は別のものに見えても、本質的には同じ場合も多いです。
似ている式を見つけたら、それらの関連性を考えてみると何かと発見があると思います!


関連問題
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光と重力 ニュートンとアインシュタインが考えたこと



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posted by えま at 10:56| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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