高校化学「化学反応式と量的関係」「2.6gのZnと0.10mol/LのHCl」
■問題
亜鉛Znと塩酸(HCl水溶液)の反応について、次の問いに答えよ。
Zn+2HCl→ZnCl2+H2
(3) 2.6gの亜鉛と0.10mol/Lの塩酸500mLを反応させると、どちらが何mol残るか?
化学反応式が与えられているので、係数に注意して利用していきましょう!
化学も「精講」シリーズは良いと思います。
■解説
化学反応式の係数は、反応する粒子の個数の比を表します。
問題で与えられた化学反応式は
Zn+2HCl→ZnCl2+H2
ですね。
この反応式から、ZnとHClは1:2の割合で反応することがわかります。
今回の問題では、2.6gの亜鉛と0.10mol/Lの塩酸500mLを反応させます。
まず亜鉛が何molか求めます。Zn=65なので、2.6/65=0.2/5=0.04mol
です。
塩酸に含まれるHClは、与えられたモル濃度と体積を掛けて、0.10×0.5=0.05mol
です。
これらは1:2の割合で反応するので、
@亜鉛が全て使われたとすると、0.04×2=0.08molのHClが必要です。
AHClか全て使われたとすると、0.05×1/2=0.025molの亜鉛が必要です。
ということは、HClが全部使われて、Znが残ることがわかります。
Aの場合使われる亜鉛は0.025molなので、残りは0.04−0.025=0.015mol
有効数字2桁で指数を使って表せば、1.5×10^(-2)mol
◆関連問題
(1) 1.0molのZnと4.0molのHClを含む塩酸とを反応させると、Znが全て溶けた。残ったHClは何molか?
(2) 0.20molのZnと0.50molのHClを反応させると、どちらが何mol残るか?
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2020年07月18日
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