2020年07月18日

高校化学「化学反応式と量的関係」2.6gのZnと0.10mol/LのHCl

高校化学「化学反応式と量的関係」「2.6gのZnと0.10mol/LのHCl」

■問題

亜鉛Znと塩酸(HCl水溶液)の反応について、次の問いに答えよ。
Zn+2HCl→ZnCl2+H2

(3) 2.6gの亜鉛と0.10mol/Lの塩酸500mLを反応させると、どちらが何mol残るか?


化学反応式が与えられているので、係数に注意して利用していきましょう!


化学も「精講」シリーズは良いと思います。



■解説

化学反応式の係数は、反応する粒子の個数の比を表します。
問題で与えられた化学反応式は

Zn+2HCl→ZnCl2+H2

ですね。
この反応式から、ZnとHClは1:2の割合で反応することがわかります。


今回の問題では、2.6gの亜鉛と0.10mol/Lの塩酸500mLを反応させます。

まず亜鉛が何molか求めます。Zn=65なので、2.6/65=0.2/5=0.04mol
です。

塩酸に含まれるHClは、与えられたモル濃度と体積を掛けて、0.10×0.5=0.05mol
です。

これらは1:2の割合で反応するので、

@亜鉛が全て使われたとすると、0.04×2=0.08molのHClが必要です。

AHClか全て使われたとすると、0.05×1/2=0.025molの亜鉛が必要です。

ということは、HClが全部使われて、Znが残ることがわかります。
Aの場合使われる亜鉛は0.025molなので、残りは0.04−0.025=0.015mol

有効数字2桁で指数を使って表せば、1.5×10^(-2)mol


◆関連問題
(1) 1.0molのZnと4.0molのHClを含む塩酸とを反応させると、Znが全て溶けた。残ったHClは何molか?
(2) 0.20molのZnと0.50molのHClを反応させると、どちらが何mol残るか?


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
posted by えま at 20:00| Comment(0) | 高校化学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN