2020年07月27日

高校数学「微分」「関数の増減」y=x^3−3xの増減

高校数学「微分」「関数の増減」y=x3−3xの増減

■ 問題

 「y=x3−3xの増減を調べよ」


このときやるべき事は何でしょうか?



■ 選択肢

 @ 参考書で調べる

 A ネットで調べる

 B 詳しい人に聞いて調べる

 C 与式を微分して、増減表を書き、導関数の符号の変化を調べる


解答解説はこのページ下に


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。2020年7月現在、平日昼間に授業可能な既卒生・社会人を若干名募集しています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
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適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


■ 選択肢の解答・解説

 C 与式を微分して、増減表を書き、導関数の符号の変化を調べる

 「関数の増減を調べる」というのは、グラフが右上がりか右下がりかを調べることです。つまりは、接線の傾きの符号によって増加か減少かわかります。
 このブログでも何度か触れたことがありますが、接線の傾きは導関数の式の値つまり微分係数の値です。
 そして、増減を調べるときは(極値を求めたり、最大最小を考えたりのときも)、増減表を書くのが標準的です。


■ 計算式

 関数の増加減少は接線の傾きによって、つまり、y'の値によってわかります。だから、まずは微分ですね!微分すると「y'=3x2−3」です。

この式の値がゼロのときが、増減が切り替わるところなので、y'=0で解きます。
   3x2−3=0
    x2−1=0
(x+1)(x−1)=0
∴x=−1,1
xの3乗の係数がプラスなので、全体として右上がりだから、増減表は次のようになります。x=−1,1のときのy座標を先に出して、比較しても良いと思います。

│ x│ …│−1│ …│ 1│ …│
│ y'│ +│ 0│ −│ 0│ +│
│ y│ ↗ │ 2│ ↘ │−2│ ↗ │

よって、x<−1,x>1で増加、−1<x<1で減少


今回の問題は、この書籍のP33にも掲載されています。書籍には、間違いの選択肢に関するコメントを含むさらに詳しい解説や、関連問題も掲載しています。
10秒でわかる高校数学2B微分積分の考え方


◆関連問題
y=x^3−xの、x=3における微分係数


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ラベル:数学
posted by えま at 07:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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