■ 問題
「y=x^3−3xの極値を求めよ」
このときは与式を微分しますが、他には何をすればいいでしょうか?
あまり悩みすぎず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!
■ 選択肢
@ y=0で解く
A y'=0で解く
B x=0で解く
C y'の式を平方完成する
解答解説はこのページ下に
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。2020年7月現在、平日昼間に授業可能な既卒生・社会人を若干名募集しています。
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適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
■ 選択肢の解答・解説
A y'=0で解く
極値とは、曲線のグラフの山や谷の部分の先端の値のことです。山や谷の先端では、関数の増減が切り替わるので、接線の傾きはゼロになります。つまり、y'=0となるのです。y'=0で解けば、極値のときのxの値がわかる。というわけです。
■ 計算式
極値はy'=0のときのyの値のことです。だから、y'=0で解いて、求めたx座標からy座標を求めます。まず、微分するとy'=3x^2−3ですね。このy'がゼロのときが極値なので、y'=0で解きます。
3x^2−3=0
x^2−1=0
(x+1)(x−1)=0
∴x=−1,1
xがこれらの値のときのyの値が極値になります。
x=−1のとき、y=(−1)^3−3×(−1)=−1+3=2
x=1のとき、y=1^3−3×1=1−3=−2
増減表は
│ x│ …│−1│ …│ 1│ …│
│ y'│ +│ 0│ −│ 0│ +│
│ y│ ↗ │ 2│ ↘ │−2│ ↗ │
となります。極値のうち、大きい方が「極大値」、小さい方が「極小値」です。
よって、x=−1のとき極大値2,x=1のとき極小値2
今回の問題は、この書籍のP37にも掲載されています。書籍には、間違いの選択肢に関するコメントを含むさらに詳しい解説や、関連問題も掲載しています。
◆関連問題
y=x^3−xの、x=3における微分係数
y=x^3−3xの増減
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ラベル:数学