2020年08月06日

高校物理「剛体にはたらく力」「重心」長さ40cmの軽い一様な棒の左端に1.0kg…

高校物理「剛体にはたらく力」「重心」長さ40cmの軽い一様な棒の左端に1.0kg…

◆問題

長さ40cmの軽い一様な棒の左端に1.0kg,右端に3.0kg,真ん中に4.0kgのおもりを取り付けた。この棒全体の重心はどこにあるか求めよ。


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◆解説

重心剛体の各部分にはたらく重力の合力の作用点のことです。
例えば3つの質点(重力m1,m2,m3)が一直線上(座標x1,x2,x3)に取り付けられた物体の重心は以下のように表すことができます。

G=(m1x1+m2x2+m3x3)/(m1+m2+m3)

今回の問題では、棒の左端を原点とすれば、x1=0,x2=20,x3=40とすることができます。
さらに、重力加速度を9.8m/s^2とすると、重力はm1=1.0×9.8,m2=4.0×9.8,m3=3.0×9.8です。

これらを代入すると、

G=(1.0×9.8×0+4.0×9.8×20+3.0×9.8×40)/(1.0×9.8+4.0×9.8+3.0×9.8)

9.8で約分すると、

 =(0+4.0×20+3.0×40)/(1.0+4.0+3.0)
 =(80+120)/8
 =200/8
 =25

よって、重心は棒の左端から25cmの点であることがわかりました。

ちなみに、今回の解説では、座標をcmのまま計算しました。問題で与えられた単位もcm,解答すべき単位もcmなので、そのままcmの値で計算しても正しい値が得られます。もちろん、mに直しても問題ありません。
さらに、重力加速度9.8同様です。結局全ての項に9.8が入り9.8で約分するので、最初から9.8を消去して、質量の値そのままで計算してもかまいません。


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posted by えま at 12:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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