高校物理「剛体にはたらく力」「重心」長さ40cmの軽い一様な棒の左端に1.0kg…
◆問題
長さ40cmの軽い一様な棒の左端に1.0kg,右端に3.0kg,真ん中に4.0kgのおもりを取り付けた。この棒全体の重心はどこにあるか求めよ。
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。2020年7月現在、平日昼間に授業可能な既卒生・社会人を若干名募集しています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
◆解説
重心は剛体の各部分にはたらく重力の合力の作用点のことです。
例えば3つの質点(重力m1,m2,m3)が一直線上(座標x1,x2,x3)に取り付けられた物体の重心は以下のように表すことができます。
G=(m1x1+m2x2+m3x3)/(m1+m2+m3)
今回の問題では、棒の左端を原点とすれば、x1=0,x2=20,x3=40とすることができます。
さらに、重力加速度を9.8m/s^2とすると、重力はm1=1.0×9.8,m2=4.0×9.8,m3=3.0×9.8です。
これらを代入すると、
G=(1.0×9.8×0+4.0×9.8×20+3.0×9.8×40)/(1.0×9.8+4.0×9.8+3.0×9.8)
9.8で約分すると、
=(0+4.0×20+3.0×40)/(1.0+4.0+3.0)
=(80+120)/8
=200/8
=25
よって、重心は棒の左端から25cmの点であることがわかりました。
ちなみに、今回の解説では、座標をcmのまま計算しました。問題で与えられた単位もcm,解答すべき単位もcmなので、そのままcmの値で計算しても正しい値が得られます。もちろん、mに直しても問題ありません。
さらに、重力加速度9.8同様です。結局全ての項に9.8が入り9.8で約分するので、最初から9.8を消去して、質量の値そのままで計算してもかまいません。
江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2020年08月06日
この記事へのコメント
コメントを書く
こんなヤツです
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN