■ 問題
「等式f(x)=x・∫[0〜1] f(x)dx+1を満たすf(x)を求めよ」
このときは何をすればいいでしょうか?
あまり悩みすぎず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!
■ 選択肢
@ ∫[0〜1]f(x)dx=kとおいて、等式を微分する
A ∫[0〜1]f(x)dx=kとおいて、与式に代入する
B 与式にx=0を代入する
C 与式にx=1を代入する
解答解説はこのページ下に
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。2020年7月現在、平日昼間に授業可能な既卒生・社会人を若干名募集しています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
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適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
■ 選択肢の解答・解説
A ∫[0〜1]f(x)dx=kとおいて、与式に代入する
定積分の部分は、最終的に「1を代入したやつから0を代入したやつを引く」ので、ある一つの定数になります。だから、kという一つの文字に置き換えることができるのです。
定積分の部分を文字で置き換えると、最初の見た目と比べると遙かに簡単な式になり、kについての等式が得られるので、kの値もわかる。という流れです。
■ 計算式
まずは∫[0〜1]f(x)dx=kとおくと、与式はf(x)=kx+1と書き換えられます。つまりf(x)とkx+1は等しいので、与式に代入すると、
kx+1=x・∫[0〜1] (kx+1)dx+1
kx=x・[(k/2)x^2+x][0〜1]
k=(k/2)+1
2k=k+2
k=2
f(x)=kx+1だから、f(x)=2x+1
今回の問題は、この書籍のP65にも掲載されています。書籍には、間違いの選択肢に関するコメントを含むさらに詳しい解説や、関連問題も掲載しています。
◆関連問題
「微分」x^2+3x+2
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ラベル:数学