■ 問題
「y=x^2+xとy=2x+6に囲まれた図形の面積を求めよ」
このときは何をすればいいでしょうか?
あまり悩みすぎず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!
■ 選択肢
@ 2つの式それぞれを積分する
A 2つの式それぞれを微分する
B 2次関数から1次関数を引いて積分する
C 1次関数から2次関数を引いて積分する
解答解説はこのページ下に
★★ お知らせ ★★
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■ 選択肢の解答・解説
C 1次関数から2次関数を引いて積分する
関数同士で囲まれた図形の面積を求めるときは、★「上引く下で定積分」というイメージで計算します。定積分はx軸との間の面積を表すので、上側の値から下側の値を引けば、それらのグラフに囲まれた図形の面積が得られる。というわけです。
積分の区間は、交点の間になります。交点は連立方程式で求めることができますね!
■ 計算式
まずは連立方程式を解いて、交点を求めましょう!
x^2+x=2x+6
x^2+x−2x−6=0
x^2−x−6=0
(x+2)(x−3)=0 ∴x=−2,3
y=x^2+xは下に凸のグラフなので、2つの交点の間では1次関数が上、2次関数が下になります。だから「1次関数−2次関数」で積分ですね!
S=∫[-2〜3](2x+6−x^2−x)dx
=∫[-2〜3](−x^2+x+6)dx ←まとめた
=[−(1/3)x^3+(1/2)x^2+6x][-2〜3]
=−(27/3)+(9/2)+6・3−{−(−8/3)+4/2+6×(−2)}
=(−54+27+108)/6−(16+12−72)/6 ←通分した
=81/6−(−44/6)
=125/6
今回の問題は、この書籍のP89にも掲載されています。書籍には、間違いの選択肢に関するコメントを含むさらに詳しい解説や、関連問題も掲載しています。
◆関連問題
「y=−x^2+2xと直線x=1,x=2,x軸とで囲まれた図形」
江間淳の書籍はこちら
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ラベル:数学