2020年08月27日

高校数学「定積分」「曲線と直線で囲まれた図形の面積」y=x^2+xとy=2x+6

高校数学「定積分」「曲線と直線で囲まれた図形の面積」y=x^2+xとy=2x+6

■ 問題


 「y=x^2+xとy=2x+6に囲まれた図形の面積を求めよ」



このときは何をすればいいでしょうか?
あまり悩みすぎず、パッと選択肢を選んで、次のページへ!


■ 選択肢

 @ 2つの式それぞれを積分する

 A 2つの式それぞれを微分する

 B 2次関数から1次関数を引いて積分する

 C 1次関数から2次関数を引いて積分する


解答解説はこのページ下に


★★ お知らせ ★★

AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。2020年8月現在、平日昼間に授業可能な既卒生・社会人を若干名募集しています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。


■ 選択肢の解答・解説

 C 1次関数から2次関数を引いて積分する

 関数同士で囲まれた図形の面積を求めるときは、★「上引く下で定積分」というイメージで計算します。定積分はx軸との間の面積を表すので、上側の値から下側の値を引けば、それらのグラフに囲まれた図形の面積が得られる。というわけです。
 積分の区間は、交点の間になります。交点は連立方程式で求めることができますね!


■ 計算式

 まずは連立方程式を解いて、交点を求めましょう!
     x^2+x=2x+6
x^2+x−2x−6=0
   x^2−x−6=0
  (x+2)(x−3)=0 ∴x=−2,3

 y=x^2+xは下に凸のグラフなので、2つの交点の間では1次関数が上、2次関数が下になります。だから「1次関数−2次関数」で積分ですね!

S=∫[-2〜3](2x+6−x^2−x)dx
 =∫[-2〜3](−x^2+x+6)dx ←まとめた
 =[−(1/3)x^3+(1/2)x^2+6x][-2〜3]
 =−(27/3)+(9/2)+6・3−{−(−8/3)+4/2+6×(−2)}
 =(−54+27+108)/6−(16+12−72)/6 ←通分した
 =81/6−(−44/6)
 =125/6


今回の問題は、この書籍のP89にも掲載されています。書籍には、間違いの選択肢に関するコメントを含むさらに詳しい解説や、関連問題も掲載しています。



◆関連問題
「y=−x^2+2xと直線x=1,x=2,x軸とで囲まれた図形」


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ラベル:数学
posted by えま at 08:20| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN