2020年09月22日

高校数学「平面のベクトル」ひし形、内積

高校数学「平面のベクトル」ひし形、内積

■ 問題

1辺の長さが2、対角線ACの長さが√10のひし形ABCDについて考える。→AB=→a,→AD=→bとし、辺BC,辺CDをそれぞれ3:1に内分する点をE,Fとするとき、次の問いに答えよ。

(1) →EFを→a,→bで表せ。

(2) →a・→bを求めよ。


このページでは(2)を解説します。


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■ 解答解説

ベクトルの内積は基本的には次の公式で求めることができます。

→a・→b=|→a||→b|cosθ

「内積はベクトルの長さを掛けてなす角のコサインを掛ける。」という計算で求められます。

この問題でももちろんこの公式を使うことは可能ですが、cosθを求めるのがちょっと大変なので、別の方法を考えた方が良いです。

→a,→bは、ひし形の隣り合う2辺なので、「→a+→b=→AC」です。

問題文に「対角線ACの長さは√10」とあるので、この式の両辺を2乗してみると・・・

|→a+→b|^2=|→AC|^2
|→a|^2+2(→a・→b)+|→b|^2=|→AC|^2

|→a|と|→b|はひし形の1辺なので大きさは2,|→AC|は対角線なので大きさは√10だから、これらを代入すると、

2^2+2(→a・→b)+2^2=√10^2
  4+2(→a・→b)+4=10

→a・→b以外の文字は全て消えたので、あとは→a・→bについて解けば、内積の値がわかる。というわけですね!

2(→a・→b)=10−8
2(→a・→b)=2
 →a・→b=1


次の問題→|→EF|を求める。


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ラベル:数学
posted by えま at 22:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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