2020年09月25日

高校物理「単振動」x=1.0のときの復元力

高校物理「単振動」x=1.0のときの復元力

◆問題

質量5.0kgの物体が、周期4.0s,振幅2.0mの単振動をしている。この単振動について次の問いに答えよ。

(1) 角振動数を求めよ。

(2) 振動数を求めよ。

(3) 変位が1.0mの点で、物体が受ける復元力の大きさを求めよ。


この記事では(3)を解説します。


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◆解説

物体が単振動をしていると、振動の中心から離れれば離れるほど大きな力を受けます。
この力を復元力といい、円運動における向心力F=mrω^2に対応します。

力なのでF=maが成り立ち、a=−xω^2なのでF=−mxω^2です。

さらに、x=Asinωtなので、F=−mω^2・Asinωtと書き換えることもできます。

単振動でマイナスがつくのは、変位をプラスとすると、加速度や復元力はその反対方向になるからです。
加速度や力の「大きさ」を求めるときは、絶対値で考えるので、最終的にはマイナスは消えることになります。

今回の問題では、(1)でω=π/2を求めていて、m=5.0,x=1.0が与えられているので、F=−mxω^2にこれらの値を代入するのが良いでしょう!

F=5.0×1.0×(π/2)^2
 =5.0×(1.57)^2
 =12.3

有効数字を2桁とすれば、F=12[N]


次の問題→復元力の最大値


◆関連問題
水平面内での円運動

単振動まとめ


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posted by えま at 08:00| Comment(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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