高校物理「単振動」x=1.0のときの復元力
◆問題
質量5.0kgの物体が、周期4.0s,振幅2.0mの単振動をしている。この単振動について次の問いに答えよ。
(1) 角振動数を求めよ。
(2) 振動数を求めよ。
(3) 変位が1.0mの点で、物体が受ける復元力の大きさを求めよ。
この記事では(3)を解説します。
★★ お知らせ ★★
AE個別学習室(えまじゅく)水戸教室では、「大学入試共通テスト」の対策授業を行っています。2020年8月現在、平日昼間に授業可能な既卒生・社会人を若干名募集しています。
従来のセンター試験や試行テストの内容を踏まえて、理系文系全科目の指導が可能です。
マンツーマンの授業なので「ゼロからのスタートの人は中学の復習から」「基本ができている人は応用問題の解き方中心に」など、ひとりひとりの状況に合わせて授業を行います。
適切な時期に適切な対策をすれば、どんな目標でも達成可能です。志望校を諦める前に、まずは一度ご相談ください。
◆解説
物体が単振動をしていると、振動の中心から離れれば離れるほど大きな力を受けます。
この力を復元力といい、円運動における向心力F=mrω^2に対応します。
力なのでF=maが成り立ち、a=−xω^2なのでF=−mxω^2です。
さらに、x=Asinωtなので、F=−mω^2・Asinωtと書き換えることもできます。
単振動でマイナスがつくのは、変位をプラスとすると、加速度や復元力はその反対方向になるからです。
加速度や力の「大きさ」を求めるときは、絶対値で考えるので、最終的にはマイナスは消えることになります。
今回の問題では、(1)でω=π/2を求めていて、m=5.0,x=1.0が与えられているので、F=−mxω^2にこれらの値を代入するのが良いでしょう!
F=5.0×1.0×(π/2)^2
=5.0×(1.57)^2
=12.3
有効数字を2桁とすれば、F=12[N]
次の問題→復元力の最大値
◆関連問題
水平面内での円運動
単振動まとめ
江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!
プロ家庭教師の江間です。 AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/ http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2020年09月25日
この記事へのコメント
コメントを書く
こんなヤツです
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN