2020年09月28日

高校地学「マグマの性質と噴火様式」

高校地学「マグマの性質と噴火様式」

◆問題

空欄に適語を入れよ。

(@)の一部が海面に出たアイスランドの火山や、プルームが上昇する(A)にあるハワイ島の火山は、(B)質のマグマで、比較的穏やかに噴出し、溶岩台地や(C)を形成している。これに対し、地中海のストロンボリ島は、(D)質のマグマで、2500年以上前から激しい噴火を続け、火砕物と溶岩が交互に重なった(E)を形成している。
このような、火山の噴火様式と形は(F)質マグマの含有割合に関連性がある。SiO2成分が多い(F)質マグマほど粘性が高くなり、激しい噴火をする。

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◆解答解説

@中央海嶺,Aホットスポット,B玄武岩,C盾状火山,D安山岩,E成層火山,F珪長

中央海嶺の一部が海面に出たアイスランドの火山や、プルームが上昇するホットスポットにあるハワイ島の火山は、玄武岩質のマグマで、比較的穏やかに噴出し、溶岩台地や盾状火山を形成している。これに対し、地中海のストロンボリ島は、安山岩質のマグマで、2500年以上前から激しい噴火を続け、火砕物と溶岩が交互に重なった成層火山を形成している。
このような、火山の噴火様式と形は珪長質マグマの含有割合に関連性がある。SiO2成分が多い珪長質マグマほど粘性が高くなり、激しい噴火をする。


玄武岩質マグマは粘性が低く、SiO2が少ないので、噴火は穏やかに流れ出るようになる。
流紋岩質マグマは粘性が高く、SiO2が少ないので、激しく爆発的な噴火をする。
というように対比して覚えると良いと思います。安山岩質マグマは玄武岩質と流紋岩質(珪長質)マグマの間の性質です。


関連問題
火山の分布プレートの分布と区分地球内部の区分プルーム


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posted by えま at 22:00| Comment(0) | 高校地学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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