2020年09月29日

高校数学「平面のベクトル」→c=s・→a+t・→b

高校数学「平面のベクトル」→c=s・→a+t・→b

■ 問題

→a=(−2,3),→b=(1,−2),→c=(1,−4)とする。
→cを→a,→bを用いて表せ。


解答解説はこのページ下


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■ 解答解説

「→cを→a,→bで表す」ことは、「→c=s・→a+t・→b」の形で表す。ということです。

平面上の2つのベクトルがあれば、その2つのベクトルを用いて、同一平面上のあらゆるベクトルを表すことができます。
それを実数s,tを用いて表せば、「→c=s・→a+t・→b」となります。
今回の問題の成分を使って表してみると、

(1,−4)=s(−2,3)+t(1,−2)
(1,−4)=(−2s+t,3s−2t)

このように書き換えることができます。
この式が成り立つためには、x成分同士、y成分同士がそれぞれ等しくなければいけないので、

−2s+t=1 ・・・@
3s−2t=−4 ・・・A

これらの式ができます。文字が2つ式が2つなので、もちろん連立方程式で解くことができますね!

@×2+Aより、−4s+2t+3s−2t=2−4
−s=−2
 s=2 ・・・B

Bを@に代入すると、−2×2+t=1
−4+t=1
   t=1+4=5

よって、→c=2・→a+5・→b


◆関連問題
座標とベクトルの成分表示


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ラベル:数学
posted by えま at 22:00| Comment(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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